アイシン・ソフトウェアものづくり活動

松浦 一朗(愛知県)

若手社員たちと製作したMM1号は、レーシングカートをベースにLiDAR、GPSとパソコンを連携させた自動運転車両です。2017年の初参戦以来3度目の挑戦。2019年は、観戦していただく方々が退屈することなくスリルと感動を与える走行を披露しようという目標を掲げました。

メカ、エレキ、ソフトのすべてに改善を加え、大幅なスピードアップを実現、見事3分40秒で完走を果たすことができました。時々豪快にコースアウトしながらも、生き物のように目印を探しながら走る(彷徨う?)姿は、観客の注目を集め、ゴールインの際には拍手喝采をいただきました。

今回は私たちと同じ業界の高い技術力を誇るチームのエントリーもあり、手強い展開を予想しておりましたが、一人ひとりが得意分野を活かし役割を果たしたことで、苦労しながらも好タイムにつながったと思います。

手づくりの自動運転車がタイムアタックするという画期的かつ先進的なレースは日本国内ではEVフェスティバルでしか行われておらず、2020年はイベントの趣向ががらりと変わるようですが、将来の自動運転混走レースに備えて、これからも仲間たちとものづくりを続けていきたいと思います。

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