エンジン車の価値観を次世代に渡さない
桜井 利則(愛知県)
昨年末、豊田氏のEV嫌いだ発言を受けて、評論家ですら全面的に指示する人がいるなど、またぞろアンチEV発言が目立つようになってきました。日本ではエンジン車によるクルマ社会でしたから、その価値観がしみついているのは当然のことでしょう。もちろん自動車産業においては当たり前のことです。アンチの人達はその価値観、モノサシを変えられないということでしょう。となれば、少なくともこれからユーザーになろうとする一般の人達にはそのモノサシを渡さないことです。需要が変われば供給が変わるからです。
ではどうするか、全国の自動車教習所の教習車をすべてEVにしてしまうことです。自動車とはこういうものだと思わせることです。ガレージに戻れば充電プラグをインするのが普通だという生活を刷り込むことです。動物は初めて見た動くものを親だと思うそうですが、まさにその作戦です。どこまで現実的かわかりませんが。
いずれにしても残念なのは、完全にニュートラルな立場の人が完全な情報をオープンにできていないことだと思います。発電時のCO2を問題にするのならば、それはEVのみならず電車にも話が及ぶはずで、現行新幹線の5倍の電力を消費するといわれるリニア新幹線はあまり話題にのぼりません。なんだかとりとめのない話になりましたが、皆さん尺貫法からメートル法に変わりましょう。
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