タイトル | : こんな回答でいかが? |
記事No | : 1346 |
投稿日 | : 2010/07/30(Fri) 18:24:57 |
投稿者 | : WOODS <
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EVのバッテリーの接続ですが、 1)鉛バッテリーの場合(コンバートEVなど) 「大容量のバッテリー」を直列につないでいるのが、一般的です。鉛バッテリーは、比較的容量が大きなものが多いので、管理がしやすい直列にします。 2)リチウムイオンバッテリーの場合(メーカー製EVなど) 「作動電圧分」を直列にして、「容量アップ」のために並列につないでいるものが多いようです。リチウムイオンバッテリーは、大きな容量にしにくいのでそうしています。
ちなみに、電圧を高くするのは P(W)=V(V)×I(A)になるので、 同じパワーを出すのに電流を少なくできるからです。 電流を少なくする利点は、配線を細くできるから (電流は流れる電気の量ですから、大電流を流すには太い配線にしないといけません) と、電圧降下(E=IR)を小さくできるから(結局どちらも同じことなのですが・・・)です。
バッテリーの容量は、EVの走行距離をきめるものです。 たくさん積めば、たくさん走れますが、重くなってしまいます。
充電時間は、コンセントの容量(W)とバッテリーの電気量(Wh)の関係で決まります。 家庭用のコンセントは、100V15A程度ですから1500W。 これを使って16kWh(たとえばIMiEV)を空の状態から充電する (こんなことはありませんが・・・)と、 16kWh=16000Wh 16000(Wh)÷1500(W)=10.67(h)=10時間40分 となります。もちろん充電の効率は100%ではありませんし、 充電終期には、流す電流を絞らなければならないので16時間(公称)となります。
実際には、1km走るのに100〜200Wh位の電気を使いますから 10km走るには(平均して1500Whくらいの電気が使われるので)、 1時間位充電すればOKです。
電池の寿命は、完全放電―完全充電のサイクルで測定します。 1000サイクルが寿命だとしても、160000km走れる計算です。 実は、こまめに充電すると、寿命が延びて200000km以上走れる 可能性が高いそうです。どなたか、実験してみませんか?
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