弊社のバッテリー再生とは、中の鉛を提出して中国等の東南アジアに輸出が目的ではありません。
  3年から4年で劣化した電池を、新品同様まで蘇らせることが目的です。
  フォークリフトの電池は、一個が2Vの大型電池を24個直列につなぎ、48Vにしています。また、極板の構造も通常のペースト極板とは違い、陽極がクラッドと言う造りになっています。非常に(振動等に)丈夫で高価な電池です。 容量も一個2V:450Ah〜500Ah大容量です。
  EV車輌は、120Vでご使用と言う事は、12Vの電池を10個直列につないでいるのですね。 フォークリフトの電池の使用方と同じと言うことになります。
  モーターが消費する電力を120Vで供給しているのか、48Vで供給しているのかと言う違いだけです。
  この両方の電池の大半の劣化原因は、同じくサルフェーション(白色硫酸鉛化)です。 希硫酸が電気に変わる時に起こる現象が、時間と共に致命傷になってきます。
  極板に付着した硫酸鉛は、充電により元の希硫酸に戻っていくのですが、完全に戻りきれない硫酸鉛が極板に蓄積され絶縁体となります。
  もうお分かりの様に、この硫酸鉛は希硫酸の大切な材料の一部なのです。
  極板に付着したままですと、電気を生む希硫酸が出来ません。 材料不足が起こるわけです。こうして大半の物が寿命を迎えます。
  しかし、この極板に残った硫酸鉛を元の希硫酸に戻してあげれば、バッテリーは新品同様まで蘇ります。
  本来、電極板は10年程度の耐久性を考慮し設計されています。
  戻す方法として弊社では従来からある【パルス充電方】・【添加強化材】等は用いません。
  化学的に元の希硫酸に戻す方法で行います。
  > バラツキが気になるので、再生した電池はEVには向いてないような気がするの > ですがその辺どうなんでしょう?
  よく分かります。
  10個使用中に、1個だけ容量が60%のものがあれば、全ての電池は60%の性能しか発揮しません。
  これでは、「新品同様に再生された」とは言えません。
  再生後の性能試験は電子負荷器により行います。
  60Ahの電池が再生され「60Ahの電気を蓄える事が出来るようになったのか」 という試験です。この試験は最も厳密です。テスター等ではありません。
  多少でも疑いのある電池は、全容量を蓄えることが出来ません。 弊社の合格基準はメーカー表示の90%以上を合格として出荷しています。
  2年前に出荷した電池も問題なく、多くのプロの方々からも使用していただいております。 
 
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