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タイトル国交省にパブリックコメントを送ろう
記事No950
投稿日: 2009/11/08(Sun) 22:52:21
投稿者TOMO@広島 < >
国土交通省が、静か過ぎるEVに疑似エンジン音を発する機械の装着を義務づけようとしています。
http://www.mlit.go.jp/appli/pubcom/jidosha07_pc_000018.html
いろいろ意見が出ているのは聞いています。しかし、疑似エンジン音というのはどうなんでしょう…。
このまま黙って決まるより。皆さんもパブリックコメントを送ってみませんか?

私としては、疑似エンジン音は、あまりにも「ナンセンス」です。
ハイブリッド車の普及などで、モーターで走る車が増えてきたのな事実ですが、
ドライバーに適正な安全指導、運転マナー、視覚障害者に対する配慮の重要性を徹底してきましたか?
そして(障害者を含む)歩行者にも「今後はこんな車ができるよ」と積極的に広報してきましたか?
そんな努力がほとんど見られないのに、音が出る機械を強制的につける、という解決法は安直すぎます。

これまでメーカーなどが頑張って静かなクルマづくりを目指してきた方針とかけ離れます。
騒音に囲まれて暮らしている私たちにとって、静かな乗り物って大切なんじゃないですか? 
始終渋滞する道路そばに住んでいて、騒音に悩まされている人の気持ちってわからないんでしょうか?
(強制的に音が出る仕組みにするなら、そういう事になります)
もしこれが決まるなら、歩道を暴走して危険な自転車にもバイク音をつけたらどうでしょう。
極端に聞こえるかもしれませんが、新しいものに過剰な拒否反応を示す、今の社会風潮こそ問題だと思っています。

100歩譲って音を出さざるを得ないとなった場合でも、疑似エンジン音だけはやめてほしいです。
選ぶなら「カウベル」がいいな(笑)

タイトルRe: 国交省にパブリックコメントを送ろう
記事No1011
投稿日: 2010/01/17(Sun) 19:07:23
投稿者KAZU
こんにちは、始めまして、

EV自動車に音を付けるか付けないか、とのことで大分お話が盛り上がってるようですね、

自分もまったくの無音ってのはやはり問題はあるでしょうね、
やはり何らかの音を出してもいいでしょう、正直エンジン音でもいいとも思います、
RCでも雰囲気を楽しむためにあえて電動カーにエンジン音を出すギミックを組み込んだ物もあります、

あと、一般道ではあまり普及してないEVですがそうでない場所もあります、
それは、倉庫内を走行する電動のフォークリフトなどです、あれは大分前から当たり前の
用に電動ですね、そしてそのフォークリフトのほとんどは音を出して走って居ます、
まあ安全対策のためなので味気ないビープ音だったりしますが間違い無く音を出して走って居ます、それと同様安全をある程度確保させるにはやはり音は必要不可欠でしょう、

なら同様音がでない自転車にも音を付けたほうがいいという意見もありましたね、
もちろんソレもいいと思います、
自分は現在自転車通勤をしていますが、注意を促したい相手が居る場合意図的に音を出し
て走る事もよくあります、

自分はエンジンカーが大好きです、同時にマニュアルシフト車も大好きです、
両手両足を駆使して車を運転するのが大好きです、これからはドンドンEVが普及して行って
そういう楽しみも減ってくるかもしれません、だから自分の理想としてはエンジンが電動になる
というだけで他はなにも変わらない、というのが理想です、
こノ意見にも賛否はあるとおもいますが、なかにはこういう意見を持った人も居るということが
少数でも居る事を解っていただければ幸いです、
では
ごきげんよう、

タイトルRe: 国交省にパブリックコメントを送ろう
記事No994
投稿日: 2009/12/04(Fri) 17:22:25
投稿者Charlie ZEV
今日がコメント応募の最終日。
対策案を読んでみましたが、どうもしっくりきません。
騒音(擬似エンジン音)という代償に見合う効果があるのか疑問です。
20km/h未満の速度で発生する事故が多いのか?
これは自転車の速度域と同じですが、EVよりも静かな自転車はなぜ対象外なのか?
規制対象は実測で一定騒音以下の全車両とすべきでしょうね。
先日、街中の交差点でクラウン新車とプリウスが並んでノロノロ歩いてましたが、どちらもロードノイズだけでエンジン音は聞こえませんでした。最近耳が遠くなったか(笑)
普通自動車と同程度のエンジン音が事故防止に有効なのか?
保護対象が国民の0.1%(全盲で正常聴力=10万人?)であるなら、99.9%の人には無意味か? 聴力の弱い老人ははるかに多いですし。。。
擬似エンジン音が全く役に立たないとは思いませんが、必要性・効果の高い対策なのか疑問です。
仮説・想像が多く、実証・根拠の少ない資料でした。
また、ロンドンでの20年以上にわたる牛乳配達EVの実績には言及されていません。
もう少しEVが普及した後の状況を経験してから対策を考案する方がよいように感じました。
拙速な対策(法案)は禍根を残しそうです。
横道にそれますが、何も見えない時でも大きなものが近くにあることは気配で分かりますね。特に人が横に立ったりすると。あれって、音の反射とか熱放射なんでしょうね。
エンジン音発生は興味深い話題でした。

> 国土交通省が、静か過ぎるEVに疑似エンジン音を発する機械の装着を義務づけようとしています。
> http://www.mlit.go.jp/appli/pubcom/jidosha07_pc_000018.html
> いろいろ意見が出ているのは聞いています。しかし、疑似エンジン音というのはどうなんでしょう…。
> このまま黙って決まるより。皆さんもパブリックコメントを送ってみませんか?
>
> 私としては、疑似エンジン音は、あまりにも「ナンセンス」です。
> ハイブリッド車の普及などで、モーターで走る車が増えてきたのな事実ですが、
> ドライバーに適正な安全指導、運転マナー、視覚障害者に対する配慮の重要性を徹底してきましたか?
> そして(障害者を含む)歩行者にも「今後はこんな車ができるよ」と積極的に広報してきましたか?
> そんな努力がほとんど見られないのに、音が出る機械を強制的につける、という解決法は安直すぎます。
>
> これまでメーカーなどが頑張って静かなクルマづくりを目指してきた方針とかけ離れます。
> 騒音に囲まれて暮らしている私たちにとって、静かな乗り物って大切なんじゃないですか? 
> 始終渋滞する道路そばに住んでいて、騒音に悩まされている人の気持ちってわからないんでしょうか?
> (強制的に音が出る仕組みにするなら、そういう事になります)
> もしこれが決まるなら、歩道を暴走して危険な自転車にもバイク音をつけたらどうでしょう。
> 極端に聞こえるかもしれませんが、新しいものに過剰な拒否反応を示す、今の社会風潮こそ問題だと思っています。
>
> 100歩譲って音を出さざるを得ないとなった場合でも、疑似エンジン音だけはやめてほしいです。
> 選ぶなら「カウベル」がいいな(笑)

タイトルモータ音を工夫すれば?
記事No954
投稿日: 2009/11/10(Tue) 09:36:30
投稿者wolfgang
おなじみのカーティスコントローラは、低スロットル時にスイッチング周波数を可聴域まで下げています。
これと同じことを市販車でも行うというのはどうでしょうか。
もし高齢者が聞き取りにくいようだったら、もう少し低域にシフトさせてもいいでしょう。
ソフトウェアの変更だけで済めば追加コストは発生しません。
さらにスイッチング損失が低減してEVでもHVでも若干の燃費改善が期待できます。

ただ車側で対策するにしてもこの程度で必要十分だと思います。
あとはドライバーの注意義務の問題でしょう。

タイトル視覚障害者にとってどうでしょう
記事No951
投稿日: 2009/11/09(Mon) 17:19:28
投稿者ootahara
参照先http://picasaweb.google.com/denkistand/
これまでメーカーなどが頑張って静かなクルマづくり・・・これには深く共感します。
しかし、視覚障害者にとっては、エンジン音こそが、そこに車が存在する事を知る手段だと思いますので、
当面、そうですね10年くらいは、疑似エンジン音は仕方が無いと思います。
カウベルでは、残念ながら車と認識されない恐れがあります。
小生なら、フェラーリやポルシェの音を選ぶと思います。
付け加えますと、時速20km以下で音を鳴らすのはちょっと芸が足りないと思います。
歩行者が音で避けられるのはせいぜい時速8kmくらいでは。
騒音問題対策としては、周囲が騒がしい場合は音を出しても目立たないので音を出さないといった工夫も欲しい気がしました。GPSと組み合わせて自動車専用道路での渋滞では音を出さないとか。
また、停車時は静かになるように、サイドブレーキを引いたら音が消えるギミックも欲しいです。
時速20kmリミッターカットと組み合わせる事で、ドリフト走行の見所(聞き所?)になるかも知れません。

タイトルそれは、クルマの問題でしょうか?
記事No953
投稿日: 2009/11/09(Mon) 19:18:56
投稿者WOODS < >
では、クルマの存在を認識できた歩行者は、
そのあと、そうするのでしょうか?
クルマをよけるべきなのですか?
少なくとも、クルマと歩行者が混在する道では、
クルマが歩行者をよけるべきなのではないでしょうか?
歩行者の速さで、走行するのが正しい交通ルールでしょう?

「それが守られていないから、クルマの存在を知らせれば、歩行者が注意するだろう」
というのは、おかしな話ではありませんか?
「歩行者保護」ではなく、歩行者への注意喚起」にしかなっていないのではないでしょうか?

装置の費用の負担は、誰がするのですか?
運転をするドライバーですか?
恩恵に預かる歩行者ですか?
不況に喘ぐメーカーですか?
本来ならば、「国民の安全を守る」ためですから、
「道路と同じように」国が費用を負担するのが筋だと思いますが、
また、わけの分からない『法人』なんかを立ち上げられては、困りますよね!

ギミックを考えるのも面白いので、わたしも嫌いではないのですが、
この問題の本質は、「クルマ」ではなく「交通環境」にあるとしか思えないのですが・・・
歩行者とクルマの完全分離が成されていない「日本の道路行政の稚拙さ」を
クルマの問題にすり替えているだけではないのでしょうか?

タイトルなんだかんだ言っても・・・
記事No988
投稿日: 2009/11/25(Wed) 00:43:11
投稿者WOODS < >

7000万台のほうがマジョリティーで、クルマは音がするものだから、
マイノリティーのハイブリッド車は、同等の音がする鈴をつけろと・・・

その都合のいい理由として「視覚障害者」にとって「無音は危険だ」と・・・

「パブリックコメント」も、聞くことは聞くけれども、
結局は「排他的(少数派ハイブリッド車の排除的)」な結論に
落ち着くんだろうなあ・・・

言い出したことを曲げないことが、
美学だと思っている政治屋が多いもの・・・

あ、今回の問題は「とある有識者」からでたんだっけ?
「アメリカの日本車排除論議員」のコメントを真に受けて・・・

あちらでは、「ハイブリッド車に音を出させる法律」は成立したのでしたっけ?

タイトルRe: なんだかんだ言っても・・・
記事No992
投稿日: 2009/12/01(Tue) 23:02:06
投稿者nira
> 7000万台のほうがマジョリティーで、クルマは音がするものだから、
> マイノリティーのハイブリッド車は、同等の音がする鈴をつけろと・・・
マイノリティーのままなら大した問題じゃないかもしれませんが、
マジョリティーになる兆しが見えてきたから今のうちに対策しておこう、
ということじゃないでしょうか。
何千万台も普及してから後追いで対策していてはコストも時間も無駄にかかりますし、
なにより増大するリスクを放置しておくわけにはいかないでしょう。

> その都合のいい理由として「視覚障害者」にとって「無音は危険だ」と・・・
視覚障害者にとっては特に、ですが、誰にとっても危険ですよね。
それ以外にどんな理由なら納得されるのでしょうか??

> 結局は「排他的(少数派ハイブリッド車の排除的)」な結論に
> 落ち着くんだろうなあ・・・
排除的、というより、軋轢を生まずに普及を進めるために必要だからやってるのでは?

> 言い出したことを曲げないことが、
> 美学だと思っている政治屋が多いもの・・・
言い出したことを曲げないのは「官僚」です。
言い出したことを3秒で忘れるのが「政治屋」です^^

> あちらでは、「ハイブリッド車に音を出させる法律」は成立したのでしたっけ?
アメリカは知りませんが、国連での検討は始まっているみたいですね。

タイトルクルマの問題でしょう。
記事No965
投稿日: 2009/11/16(Mon) 15:12:19
投稿者nira
> 「歩行者保護」ではなく、歩行者への注意喚起」にしかなっていないのではないでしょうか?

注意喚起になるのだから、いいじゃないですか。
なぜ車を「無音」にする必要があるのですか?
1トン以上もの質量を有する物体が無音で地上を移動するというのは
どう考えても危険なことだと思うのですが。
「騒音」はなくすべきですが、存在に気付く程度の音は
あってしかるべきだと思います。
「ドライバーの注意」も「交通環境の整備」もそれはそれで必要なことですが、
だからといって車が無音で良いという話にはならないでしょう。

> 装置の費用の負担は、誰がするのですか?

当たり前ですが、新車の場合は車の製造コスト、
後付けの場合はユーザー負担でしょうね。
いずれにせよ、ガソリン車を消音するコストに比べたら
比較にならないくらい安価なものですよ。
国は装置に関して一定の基準を作り、車検の検査項目に加えるだけですから、
わけの分からない『法人』なんか立ち上げる必要もありません。

> 歩行者とクルマの完全分離が成されていない「日本の道路行政の稚拙さ」を
> クルマの問題にすり替えているだけではないのでしょうか?

駐車場や幅員3m以下の道路など、一体どうせよと?
完全分離不可能なロケーションなどいくらでもあります。
音が出ないことで問題が発生するのは、そのような極低速のロケーションです。

タイトルクルマ「だけ」の問題でしょうか?
記事No966
投稿日: 2009/11/16(Mon) 19:09:31
投稿者WOODS < >

> 注意喚起になるのだから、いいじゃないですか。
「注意喚起された歩行者」は、その後どう行動するのが良いのでしょう?
クルマが来たから「よける」べきですか?
> なぜ車を「無音」にする必要があるのですか?
EVも、案外音は出ています。その音が、比較的高周波なので、
お年寄りには聞こえにくいのは、確かです。
> 1トン以上もの質量を有する物体が無音で地上を移動するというのは
> どう考えても危険なことだと思うのですが。
> 「騒音」はなくすべきですが、存在に気付く程度の音は
> あってしかるべきだと思います。
確かに、気づけば気構えはできますね!
で、クルマが通り過ぎるまで、歩行者は動けない?
> 「ドライバーの注意」も「交通環境の整備」もそれはそれで必要なことですが、
> だからといって車が無音で良いという話にはならないでしょう。
「無音で良い」とは思いません。
「どけどけ!」と言わんばかりの「音」を出せば『問題解決』になるのか疑問なだけです。

たしかに、費用はドライバーが負担するようになるのでしょうね。
> 国は装置に関して一定の基準を作り、車検の検査項目に加えるだけですから、
> わけの分からない『法人』なんか立ち上げる必要もありません。
「道路運送車両法」および、それにかかわる細則だけの問題ではなく、
「道路交通法」 も改正ですね。それに関する「罰則」も増えますね。
> 駐車場や幅員3m以下の道路など、一体どうせよと?
> 完全分離不可能なロケーションなどいくらでもあります。
はたして、視覚障害者の方々や、交通弱者の方々が利用する場で
自動車が、我が物顔に「ブォーン!車が通るぞ!」というシチュエーションは
正しいことなのでしょうか?
> 音が出ないことで問題が発生するのは、そのような極低速のロケーションです。
EVが得意な極低速のロケーションなら、
歩行者に近づかないような運転をすれば、「問題」とはならないのではないでしょうか?

タイトルRe: クルマ「だけ」の問題でしょうか?
記事No987
投稿日: 2009/11/24(Tue) 17:13:47
投稿者nira
> 「注意喚起された歩行者」は、その後どう行動するのが良いのでしょう?
よける、よけないは各自の判断で良いのでは。基本は歩行者優先ですから。
私は基本的に「速度に関係なく車は危険なもの」という認識ですので、さっさとよけますが。
たとえ歩くほどのゆっくりした速度だとしても、気付かぬうちに背後に車がきている
なんていう状況は勘弁してもらいたいです。

> EVも、案外音は出ています。その音が、比較的高周波なので、
そうでしたか。煩くない程度の可聴音が出ているなら別に問題ないと思います。
ただ、上記のような状況を歩行者として実際に体験し(市販ハイブリッド車でした)、
「いやだなぁ」と思ったもので。
ドライバーとしては気を使ってクラクションも鳴らさずに待っていてくれたのでしょうが、
私としては「さっさと気付いて、さっさとよけたい」のですよ。
かといって、その状況で「クラクション」では、鳴らす方も鳴らされる方も
いい気はしませんので、普通にエンジン音がしてくれれば問題ないのに、
と思った次第です。

> 確かに、気づけば気構えはできますね!
> で、クルマが通り過ぎるまで、歩行者は動けない?
動く、動かないは交通ルールと各自の判断で。
気構えができれば正しい判断もできると思います。

> 「無音で良い」とは思いません。
> 「どけどけ!」と言わんばかりの「音」を出せば『問題解決』になるのか疑問なだけです。
どうも誤解があるようです。
私は「どけどけ!と言わんばかりの音」を出せなんて一言も言ってません。
存在が分かる程度の音は必要でしょう、と言っているのです。
(音量、音質は熟考する必要があるでしょうが)
WOODSさんも
> 「無音で良い」とは思いません。
ということは、基本的な認識は同じということでしょうか?
純粋EVの音がどの程度のものか私は詳しくありませんが、
「十分聞こえるのだから新たな規制は不要」という主張なら賛同します。

> 「道路運送車両法」および、それにかかわる細則だけの問題ではなく、
> 「道路交通法」 も改正ですね。それに関する「罰則」も増えますね。
法改正は必要でしょうね。
ただ、行政コストが問題になるほどの大事ではないかと。

> > 駐車場や幅員3m以下の道路など、一体どうせよと?
> > 完全分離不可能なロケーションなどいくらでもあります。
> はたして、視覚障害者の方々や、交通弱者の方々が利用する場で
> 自動車が、我が物顔に「ブォーン!車が通るぞ!」というシチュエーションは
> 正しいことなのでしょうか?
いや、そんなことは一言も言ってないのですが(汗
どんなシチュエーションですか^^;

> EVが得意な極低速のロケーションなら、
> 歩行者に近づかないような運転をすれば、「問題」とはならないのではないでしょうか?
ですから、
> > 駐車場や幅員3m以下の道路など、一体どうせよと?
ということなのですが・・・

誤解の無いように言いますが、
私は歩行者優先に大賛成ですし、人・車分離も大いに進めるべきと思っています。
あたりまえですが、車の「騒音」も無い方がいいに決まっています。

ただ、「EVの音」問題では、「車の音=騒音」と決め付けた議論が多く、
違和感を覚えるのです。
そもそも最新のガソリン車は良く消音されているので、騒音というレベルの音は
高速走行時の風切り音やタイヤノイズがほとんどになります。
この点ではEVもガソリン車も何ら変わりはありません。
問題は「風切り音もタイヤノイズも発生しない低速域」で、
「アイドリングの音すらしない」ことの是非であって、騒音云々は的外れな議論です。

「テクノロジーの進化に反する」という意見もありますが、
どんなにテクノロジーが進化しても、車というモノが1トン超の移動機械であるという事実、
ぶつかったら人が死ぬという事実、その操縦が人間という極めて信用ならない生物の
手先足先に委ねられているという事実は当面変わらないのですから、
それを踏まえて「車というモノのあるべき姿」を考えてみれば、
「無音のほうが静かになっていいじゃん」という結論にはならないと思うのです。

もちろん、テクノロジーがさらに進化して「完全自動操縦」が実現するか、
行政ががんばって「100%完全 人・車分離」が実現すれば(どちらも不可能と思いますが)
無音であっても無問題です。

タイトル加害者であり被害者でもある
記事No989
投稿日: 2009/11/28(Sat) 12:13:15
投稿者かたつむり
niraさん
自動車からの発生音は騒音です。ただ、公共の利益に比べ個人が
許容できる範囲内であれば、現日本国では問題としないという考え
方が支配的なだけです。そこだけは勘違いされて頂きたくないです。
飛行場、鉄道駅舎といった公共交通施設は、通常深夜閉鎖される
所以はここにあります。道路だけはその例外で24時間利用可能で
ある訳ですが、地方では深夜の一級国道交差点は高速道路並の
長距離トラック、乗用車の列ができています。付近の住民は不眠症
やうつ病に苦しんでいます。ある○○町の首長は、日本トラック協会に
深夜0時〜早朝6時まで走行自粛を協力要請し協会同意の上、トラック
ドライバーの走行自粛をお願いしましたが、不景気の中、高速代節約の
為深夜の国道走行しているドライバーには聞き入れられず効果なし。
後からできた道路からの騒音で転居する以外対策が無いのが、この問題
の実態です。
ですから、この住民の方々に騒音ではないと正面から議論できる覚悟が
無ければ、軽はずみに

「車の音=騒音」と決め付けた議論が多く・・・

と発言して頂きたくはないです。
そもそも「車の音=歩行者優先」という考え方に固執され過ぎている
かと思います。仮にその考え方が正しいとして、新車のエンジン車に
接近されて気付かず接触しかけた経験が何十回もある私としては、
現エンジン車にも適正音を発生させる装置をつけるべきと考えます。
ただ音が出るようになっても問題解決どころか騒音問題の方が増幅
かと思いますが。

少なくとも今まで技術立国としてここまで発展してきた日本が、
音ではない方法で歩行者・自転車に自動車の接近を伝達する方法
を見つけることは、不可能ではないと思います。その議論を全くしない
まま一部官僚・一部関係者主導で愚策を強引に進めるようとすることに、
納得することができない。

11月25日付日経新聞1面に、『電気自動車に疑似走行音』という記事
が掲載されていました。こうやってこの国は世論誘導していくのかと実感
した出来事でした。そのうちパトカーに騒音計が常備され無音走行違反
でキップを切られる時代となるのでしょうか。

ハッキリ言えるのは、加害者が被害者、被害者が加害者であるということ
ですかね。この国はどこに向かって暴走して行くのでしょう。

タイトルRe: 加害者であり被害者でもある
記事No991
投稿日: 2009/12/01(Tue) 15:05:12
投稿者nira
かたつむりさん
もう少し冷静に、具体的に考えて見ましょう。

> ですから、この住民の方々に騒音ではないと正面から議論できる覚悟が
> 無ければ、軽はずみに
私も幹線国道沿いのボロアパートで騒音に悩まされていた経験がありますから、
何も考えなしに軽はずみで発言しているわけではありません。
冷静に、具体的に考えて、時速20キロ以下での普通乗用車のエンジン音が
「騒音」だとは思いませんし、それを消すことのメリットとデメリットを天秤にかけて
「消さない方が良い」という結論に至ったまでのことです。

> そもそも「車の音=歩行者優先」という考え方に固執され過ぎている
別に固執してる訳ではありません。
WOODSさんが歩行者の立場から擬音装置反対を唱えられていたので、
同じ立場からでも逆の意見もありますよ、ということを強調したかったのです。

> 現エンジン車にも適正音を発生させる装置をつけるべきと考えます。
この考え方には同意します。

> ただ音が出るようになっても問題解決どころか騒音問題の方が増幅
> かと思いますが。
増幅しません。騒音が問題になる環境下では装置をオフにすれば良いので。

> 音ではない方法で歩行者・自転車に自動車の接近を伝達する方法
> を見つけることは、不可能ではないと思います。その議論を全くしない
不可能ではないでしょうが、その方法はいつ見つかりますか?
それを見つけるまで何も対策しないままEVが市場に普及したら、
後付で対策を施していくのは時間もコストも無駄にかかります。
また、音で知らせる以外の方法を具体的に考えれば、
どうしたって何らかの装置を歩行者側が身に着けなければなりません。
そんな装置を子供からお年寄りまで全ての歩行者に持たせるのは非現実的ですし、
何より、本来は車側の責任を歩行者側に押し付けることになり、
弱者保護の理念にも反します。

> まま一部官僚・一部関係者主導で愚策を強引に進めるようとすることに、
> 納得することができない。
私も相当な官僚嫌いですので心情的にはかたつむりさんに近いかもしれませんが、
政策の良否判断とそれとは別に考えるようにしています。
今回の案が愚策とは思いませんし、手続きが強引だとも感じません。

> した出来事でした。そのうちパトカーに騒音計が常備され無音走行違反
> でキップを切られる時代となるのでしょうか。
そういうことになるかも知れませんね。
無音走行は危険であるという社会的合意が成立すれば、
取り締まり対象になるのは当然かと。

> ですかね。この国はどこに向かって暴走して行くのでしょう。
国連・自動車基準調和世界フォーラムの騒音専門家会議でも、今年の3月に
「静か過ぎる」問題を正式な検討項目に加えることを決定したそうです。
日本はHV先進国として逸早く具体的な対策を検討し始めたわけですから、
国際社会でリーダーシップを発揮するチャンスと言えるかもしれません。
暴走と決め付けるのは、まだ早過ぎませんか?
もちろん、具体化の進む中で暴走・迷走していかないように
国民が監視していく必要はありますが。

タイトル問題の本質は手段の目的化
記事No986
投稿日: 2009/11/22(Sun) 13:29:50
投稿者かたつむり
今回のハイブリッド車等の静音性に関する対策検討委員会は、
『クルマ』から音を出すという一手段を初めから目的化している
ことが問題かと思います。
委員会メンバーにも国道の騒音訴訟関係者は外されていますし、
このような片寄った検討委員会による結論は意味がありません。

個人的意見としては、どうしても音を出したいのであれば後退時
のみとすべきだし、前進時は専用周波数帯を割り当て携帯等端末
にバイブ機能を付加、必要に応じてオンオフ切り替え可能なものと
する。あとはドライバーのマナー、及び教育、罰則でしょう。
私は現在汽車通勤(未電化区間ですので電車とは言いません)して
おりますが、駅まで徒歩25分間まだ暗い早朝や夜間に街灯もない
幅3mの田舎道を歩行中、近くを通っている一級国道の抜け道として
時速30〜40kmで走り抜けて行くエンジン車に毎日遭遇します。
仕事では世界のエンジン車の25%のピストンリングを日々生産して
おりますので、EVの武器である無音特性が奪えてエンジン車の延命
となることは大歓迎です。でも問題の解決どころか、騒音問題が更に
増大すると思います。

結局、日本の場合は欧米と比べ自動車文化の歴史が浅いため、また
庶民から縁のない高価な物であった名残として、歩行者や自転車は
自動車が近づけば避けてくれるという勘違いドライバーを増やすことに
なったのかもしれません。技術の進歩で無音特性を手に入れかけて
いるのに、それを人間側の特性劣化で手放すとは愚かですね。

ちなみに、私の改造した電気自動車はチェーン機構を採用しています
ので走行時にはチェーンの摺動音がします。この音は許容して頂ける
か検討してもらいたいですね。

タイトルRe: それは、クルマの問題でしょうか?
記事No957
投稿日: 2009/11/11(Wed) 04:09:06
投稿者YORI
EVは「音があまりしないクルマ」って共通認識が広がれば、
視覚障害者の方も注意できないものなのかなぁ。
うーん、ボクは脚の長さが少々足りなかったりするけど、
視覚障害の気持ちはわかってないですね。

小学生のころの通学途中、
話しに夢中で後ろ向きに歩いてて、
エンジンかけてる自動車に体当たりしたこともあったな。

ま、ようするに、みんなが配慮して気をつける、
ってのが、最も有効な解決方法だと思います、個人的には。

本来静かなEVを改悪してまで、
変なルールを決めるのは、いかがなものかと。。