洞爺湖キャラバンDailyレポート 木野 龍逸

プロフィール

木野 龍逸

フリーランスのライター兼カメラマン
海外生活での経験から環境問題に興味を持ち、主にクルマの環境問題、次世代車、エネルギー問題、経済と環境の関係等について、国内外、辺境地等での取材を手がける。一般紙、自動車専門誌等を中心に活動中。日本EVクラブ会員。

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2008年06月20日 22:38

1日目の目的地、西那須野に無事到着!明日は朝7時半に出発の予定

20080620_6877_2.jpg19時20分に東京電力宇都宮支社を出発したR1eは、そのまま宇都宮インターチェンジから東北自動車に乗り、快調に走る。北に向かうにつれて少しずつ登っていく感覚はあるものの、すでに外は暗くなっているため、実際にどの程度の登りなのかはよくわからない。地図を見ると等高線の向きで登ってるのがわかるくらいだ。

先に書いたように、このあたりのルートはEVには厳しいもの、という共通認識が、今回のキャラバン関係者の間にあった。けれどもR1eを見る限り、順調に、といっても時速70キロ〜80キロという、ちょっとのんびりした速度を保ちながらすいすいと走っている。電気の残量は大丈夫なの?と、こっちが心配になるくらい走っている。

矢板インターチェンジで高速をおり、そのまま4号線をさらに北上する。ここから目的地の西那須野まで約20キロ。道は、やっぱりアップダウンがある。それでもドライバー・石井さんは、スピードを緩めない。このへんまでくると、普通に流れにのって走っている。

20080620_3100.jpgそこから時間にして20分くらいろだうか。西那須野駅方面に右折し、20時30分頃に駅前のホテルに到着してすぐ、リポーター・ボクは石井さんのところに行って、「電池、どうなってんの?」と聞いていた。すると石井さん、スイッチをオンにしてメーターを点灯させ、「大丈夫だよ」とひとこと。

見ると、満充電で80(km)走行可能という目盛りに対し、ハリが30を指している。要するに、まだ3分の1程度は残っているということだ。もちろん走り方にもよるだろうが、ここまで走るとは驚いた。スバルの鈴木さんが驚いているのを見ると、確かに運転技術というものが大きいこともわかるが、基本性能も高いんだろうことが想像できる。

この様子なら、この先の東北縦断も大きなトラブルはないかもしれないと、ちょっと安心できる要素ができた。盛岡から先のルートは、ほんとに心配の種だったのだ。
安心できたところで、とりあえず今日は休むことにしよう。明日は朝7時半に、ホテルから出発予定だ。旅はまだ始まったばかりだ。