
セレモニーは予定通り、午前10時にスタート。赤煉瓦庁舎(旧本庁舎)の横を抜けて、2台のEV、iMiEVとR1eがスルスルと走ってき、セレモニー会場に到着した。

セレモニーでは、北海道知事室長から「一日も早く電気自動車が実用化され、街の中を走る日がくることを願っている」という挨拶があった。また日本EVクラブの舘内代表は、「実際に東京から洞爺湖まで走って、電気代がガソリン代に比べて安いこと、そしてCO2排出量が大幅に削減できることが実証できた」とし、電気自動車のように実効性のある温暖化対策ができるのなら、「孫の孫の代、まだ見ぬ世代に、地球をちゃんとした形で残せるんじゃないかと思った」と締めくくった。

けれども、電気自動車の普及への道は始まったばかり。まだまだやることは山ほどある。だから、終わってすぐにもかかわらず、洞爺湖キャラバン隊員からも「また、次のことをやろう」という声が聞かれた。
温暖化防止やエネルギー問題は、一朝一夕に解決できるもんじゃない。今回の洞爺湖キャラバンをきっかけに、さまざまな問題解決に向けた実効性ある取り組みが進むことを祈念して、このリポートのまとめとしたい。
今までありがとうございました。


