洞爺湖キャラバンDailyレポート 木野 龍逸

プロフィール

木野 龍逸

フリーランスのライター兼カメラマン
海外生活での経験から環境問題に興味を持ち、主にクルマの環境問題、次世代車、エネルギー問題、経済と環境の関係等について、国内外、辺境地等での取材を手がける。一般紙、自動車専門誌等を中心に活動中。日本EVクラブ会員。

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2008年06月26日 23:06

最後の目的地に到着。けれどもEVの普及への道は始まったばかり

蛹玲オキ驕灘コ∝・逵・_MG_7997.jpgCO2削減EV洞爺湖キャラバンは、いよいよ最後の目的地、北海道庁に到着した。ここで、これまでに集めたCO2削減お願い短冊付きの笹を、高橋はるみ北海道知事に手渡すのが、旅の目的のひとつだった。

セレモニーは予定通り、午前10時にスタート。赤煉瓦庁舎(旧本庁舎)の横を抜けて、2台のEV、iMiEVとR1eがスルスルと走ってき、セレモニー会場に到着した。

蛹玲オキ驕灘コ∝・逵・_MG_7978.jpg残念ながら高橋知事は、直前になって議会が入ってしまい出席がかなわなかったが、知事室長さんが代わりに、CO2削減お願い短冊付き笹を受け取ってくれた。洞爺湖キャラバン隊員たちの顔が、なんとなくホッとしていた。

セレモニーでは、北海道知事室長から「一日も早く電気自動車が実用化され、街の中を走る日がくることを願っている」という挨拶があった。また日本EVクラブの舘内代表は、「実際に東京から洞爺湖まで走って、電気代がガソリン代に比べて安いこと、そしてCO2排出量が大幅に削減できることが実証できた」とし、電気自動車のように実効性のある温暖化対策ができるのなら、「孫の孫の代、まだ見ぬ世代に、地球をちゃんとした形で残せるんじゃないかと思った」と締めくくった。

蛹玲オキ驕灘コ∝・逵・_MG_8008.jpg1週間が長かったのか、短かったのか、なんだかバタバタしているうちに、洞爺湖キャラバンが終わった感じがする。

けれども、電気自動車の普及への道は始まったばかり。まだまだやることは山ほどある。だから、終わってすぐにもかかわらず、洞爺湖キャラバン隊員からも「また、次のことをやろう」という声が聞かれた。

温暖化防止やエネルギー問題は、一朝一夕に解決できるもんじゃない。今回の洞爺湖キャラバンをきっかけに、さまざまな問題解決に向けた実効性ある取り組みが進むことを祈念して、このリポートのまとめとしたい。

今までありがとうございました。

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