洞爺湖キャラバンDailyレポート 木野 龍逸

プロフィール

木野 龍逸

フリーランスのライター兼カメラマン
海外生活での経験から環境問題に興味を持ち、主にクルマの環境問題、次世代車、エネルギー問題、経済と環境の関係等について、国内外、辺境地等での取材を手がける。一般紙、自動車専門誌等を中心に活動中。日本EVクラブ会員。

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2008年06月24日 11:12

岩手県庁で義援金とCO2削減宣言の短冊の受け渡し

今日の予報は雨の確率70%で、しかも大雨注意報など出ている。でも午前中の盛岡市内は、冷たい風が強いものの、薄日が差すこともあって、またしても洞爺湖キャラバン隊の威力を見せつけた。このイベントでは、ずっと雨から逃げているのだ。

ということで、朝8時にホテルを出たキャラバン隊は本日最初の目的地、岩手県庁へ向かう。今日からドライバーがチェンジし、モータージャーナリストの津々見友彦さん、斎藤慎輔さん、自動車評論家の国沢光宏さんの3人が交代で、R1eとi MiEVを運転していく。

逵悟コ∝・逵・_MG_7355.jpg岩手県庁の正面玄関前にi MiEVとR1eを止めておくと、出勤時間に通りがかった人たちが、ある人はまじまじと、ある人は横目でチラと、不思議そうに見ている。

県庁でのセレモニーは、先日の地震による被害が甚大だったことから、日本EVクラブ・舘内端代表から県庁への義援金の受け渡しと、県庁で集めていただいたCO2削減宣言の短冊が吊された笹のドライバーへの受け渡しなど、ごくシンプルなものになった。そのなかで紹介された、岩手県知事からの短冊には「岩手の豊かな自然を将来に残し、エネルギーの地産地消などをとおして地球温暖化対策に地域から貢献することを目指します」と書かれていた。岩手県環境生活部の稲葉比呂子副部長は、「電気自動車の説明を詳しく聞いて温暖化防止になること、非常に経済的なことなどがわかった。岩手は風力などを利用した発電など、温暖化防止に貢献できることも多い」といい、まずは自分たちでできることから始めることが重要だといっていた。

逵悟コ∝・逵・_MG_4565.jpgそれにしても電気自動車への関心は、やっぱり高かった。大勢の職員の人たちがセレモニーの関係で外に出てきていたが、熱心に説明を聞いたり、質問しているし、稲葉副部長は、これだけ環境保全に貢献できるなら、「市販されたら、買いたい」という。またもや潜在的ユーザーが生まれたみたいだ。

セレモニーを終えたキャラバン隊は、9時半頃に県庁を出発。i MiEVが国沢さん、R1eが津々見さんの運転で、八幡平市にある東日本三菱自動車にしね店に向かう。ここからは基本的に、一本調子の登りが続く。おまけに今日のタイムスケジュールはかなりきつい。午後5時30分発のフェリーに間に合わないと、北海道に渡れない。

さらに加えて、10時を過ぎたら雨がひどくなってきた。外気温は15度。まだまだ寒くなりそうだ。遠くに八幡平の山を望みながら田園の中を走るのは気持ちいいんだけども、EVは厳しいなあ。さて、どうなることやら。

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