EVについて
EVってなに?
EVとはElectric Vehicle 、つまり電気自動車のことです。
車載の電池に充電して、モーターで走ります。EVはCO2排出量が少なく、地球温暖化防止の切り札といえる交通機関です。また、経済性も高く、ガソリン価格高騰にも対応できます。
ところで生活の大事な足であり、経済、産業に欠かせない交通機関である自動車は、近年大きな問題を抱えています。地球温暖化と、石油の高騰、そしていずれ見舞われるであろう需要の逼迫という問題です。特に、地球温暖化は私たちだけではなく、まだ見ぬ未来の世代にまで被害が及ぶ大きな問題です。CO2の排出を削減できるEVを一人でも多くの人に知ってもらい、使ってもらうということは、この重大な問題に立ち向かう為の手段の1つなのです。
EVだとどれくらいCO2を削減できるの?
自動車の燃料であるガソリンは、1リットル燃えると2.32kgのCO2を排出します。平均的なドライバーが年間12,000km走った場合、ガソリン車ではおよそ4トンから5トンのCO2を排出してしまうことになるのです。それにくらべ、EVのCO2排出量はたったの約4分の1なのです。
EVにかかる電気代ってってガソリンに比べて高いんじゃないの?
「EVの電気代は、ガゾリンと比べてどれくらいだと思いますか?」というアンケート結果を見ると、3人に1人がEVにかかるランニングコストは高いと思っていることがわかります。でも、実は同じ距離を走ってもガゾリン代よりも電気代の方がはるかに安いんです。このEVにかかる電気代がいかに安いかは、私たち日本EVクラブが2001年に実行した日本一周の旅のデータからも明らか。
ちなみに、来年発売予定の三菱のEV軽自動車『i MiEV』であれば、ガソリンが1リットル140円のとき電気代はガソリン車の9分の1(夜間電力)となるといわれています。ちなみにガソリンが1リットル170円では11分の1となります。また、充電の長さもEVの短所としてよく言われていますが、たとえばEVのAクラスが20km走るのに必要な電気は、家庭用の100Vのコンセントなら1~2時間。急速充電器なら5分程度で終わってしまいます。今後も、原油価格は上昇傾向が予想されるだけに、ますますEVは注目されることになるでしょう。
EVって一般の人でも買えるようになるの?
2010年には、三菱自動車工業、富士重工業、日産自動車が一般の人に向けて発売することになるでしょう。
EVの価格は?
まだ正式な価格は発表されていません。神奈川県では独自の補助金を用意しています。その場合、EVの価格が300万円、ベース車両が100万円として、国の補金が約100万円、神奈川県の補助金が50万円、さらに税金が安くなって、およそ148万円ほどで購入できます。