老人とクルマ
石崎啓幸(神奈川県)
老いてまいりました。この一年で白内障が進み、記憶力低下が進み、リンガーハットのちゃんぽん麺150%をいただくと胃にもたれるようになりました。
アイミーブからサクラに乗り換えてから遠出もしなくなり(筑波サーキットまで行かなくなったのもあるが)最近は電チャリで出かける機会が多くなり、サクラはもっぱら家内と娘の足になっております。
最新のクルマには各種センサーが取り付けてあり、急加速や脇道から幹線道路に出る際にドライバーがうっかりした時のリカバリーは大したものだと感じます。一方で自動運転や無人タクシーの開発はどうなっているの?とこれも毎年ながら憂鬱になります。
2010年代には白馬にアイミーブやレンタカーで鎌倉から行ったものが、もう何年も近隣までJRを利用して、最後はレンタカーで(借りられればEV、なければPHV)参加することが多くなったのですが、やがてそれも難しくなった時にスーパージェッターよろしく(知らない?昔のアニメだよ)呼べばクルマが来てくれる世の中を期待しているのですが、このままでは無人タクシー導入の前に本人がお隠れになってしまいそうです。
それにしても…、世の中にいわゆる老人が増えましたね。こちらが言うのもなんですが(目糞鼻糞を笑うか)電車の中も、市街地も、当然道路にも、お年を召した方々が増えてきまして、気になることが増えてまいりました。なんというか、マナーがないというか、自由にクルマを操っているので見ていてハラハラすることがあります。低速運転で赤信号に侵入、後方確認せずに路上停止など、あおり運転されてます?的なドライバーが目につくようになりました。車載センサーで是正してくれ! 事故が起こると「アクセルとブレーキを…」。昔こんなことを言ったらクルマ取り上げでしたが今は、代替交通手段がないからねえ…、とあきらめの風潮すら散見されるようです。
となれば、センサー満載の最新のクルマで運転するように社会がシフトしていかないといけないのかな、とも感じます。
旧車好きの自分には悲しい話ですが、こればかりは「後付け」に金のかかることなので、今所持している古いクルマは買い換えて、他者に迷惑をかけないようにしていただきたいなあと感じています。
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