多様化する価値観の中でも変わらない<もの><こと>について考える

高橋 利英(岡山県)

令和5年7月22日(土)、23日(日)開催の「ジャパンEVラリー白馬2023」に参加をするため、三菱自動車i⎼MiEV(2012年製G)にて開催前日の21日(金)午前5時から行動開始し、イベント終了翌日の24日(月)の夕方、全行程約1,400kmのEVドライブを無事完了しました。
この素晴らしいイベントの開催をご準備して下さった有志の皆様、本当に、ありがとうございました。
会場から最も遠い場所から参加した<ひと>に贈られる「白馬村長賞」レースでは、2年連続で、第2位でしたので、特別に「準白馬村村長賞」をいただきました。

2018年(左)と2023年、過去にEVクラブ様から頂戴した賞状の一部。

 

ちなみに、前年の2022年の覇者は私と30km差で井原のHN「やさい」様(モデル3)2023覇者は何と10km差で児島のI様(i-MiEV)でした。
(EVラリーでも三菱車がワンツーフィニッシュしたのです!)
(自動車王国おかやま!!)
EVラリー参加に際しては、毎回、様々な個人的目標を密かに設定して白馬村を目指しており、今回も「実現」することができました。
それらの目標のうち、是が非でも「実現」させたかったのが、次のひと言を言うことでした。

”アイミーヴのふるさと岡山県倉敷市からやってきました”

そう言えて良かったのですれども、倉敷へと戻る車中で思い出してしまいました。
(しまった!「EVラリー開催10回記念、おめでとうございます!」と言うのを忘れていた!)
「10回」とは言えませんが「11回」と言うことはできますので、令和6年開催の
”ジャパンEVラリー白馬2024“には余程のことがない限り、参加する予定です。
どうぞ宜しくお願いします。

白馬村のil-Boscoにて迎えた日曜日の朝

さて、タイトルに掲げた「ことば」につきまして、「カーライフ」に絞って展開してみようと思いましたが、実はすでに、この文書をお読みいただいている皆様にはお示ししています。
”EVクラブ主催のイベントに参加してみましょう”

一般社団法人日本EVクラブ様がEVラリーやEVフェスティバル、ERKレースなどの主催を実施する理由は「自動車の問題を自分の問題として考え、その解決のために自分で出来ることから行動する」という基本理念に求められます。
(日本EVクラブ公式HP:https://www.jevc.gr.jp/>会社概要>メッセージ>代表からのメッセージ(1998年)掲載文書から引用)

筆者も、この理念に賛同し、「自動車」について考えることを通じて、日々の生活から仕事、そして趣味に至るまで様々な発見をし、新しい価値観を見出しています。

架橋35周年を祝った「瀬戸大橋ビッグラン2023」にて

それでも、殊(こと)「自動車」に関しては、変わらない価値観が存在します。
3点あります。
はしる・まがる・とまる
<ひと>の営みと密接な存在へと昇華した「自動車」。

個人的には「カーライフのEVシフト」を標榜している一人ですが、このことを追究する余り、新たな環境問題はじめ社会問題を発生させることを、決して望んではいません。
<ひと>は、試行錯誤を繰り返しながらも、より良い「いま」を築き上げて来ましたし、より良い「ミライ」を築き上げて行く、と信じています。

目的と手段を履き違えない。それでも時には、手段を目的としてもよい。

令和6年3月24日(日)肺腺癌で亡くなった父と筆者により確立した至言をここに残し、筆を置きます。

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