ミラEV=電気自動車による途中無充電世界新記録1000kmへの挑戦

日本EVクラブでは、5月22、23日の両日にわたって、ミラEV(電気自動車)で途中無充電1000kmに挑戦します。1度充電してスタートしたら、途中で充電をせずに1000km走るというチャレンジです。この挑戦をギネスに申請します。

●成功すれば世界新記録の更新です

これまでの途中無充電世界記録としては、米国テスラー社のEVロードスターによる501km(09年10月27日)、さらに日本EVクラブのミラEV(今回使用車両)による555.6km(09年11月17日)があります。これらの記録は、公道を走ったものです。

今回のチャレンジは、ミラEVで1周689mの周回路を時速40kmの一定スピードで走るものです。1000kmを完走するには25時間かかります。

5月22日の午前11時スタートし、23日の正午から午後1時の間にゴールする予定です。途中無充電で555.6kmを超えれば世界新記録です。

チャレンジするEVは、東京~大阪途中無充電の旅で555.6kmの世界記録を出した日本EVクラブのミラEVです。タイヤとシートは替えますが、電池、モーター、インバーター等は同じです。タイヤは、トーヨータイヤのエコウォーカーを改良した超低転がりの試作タイヤを、シートは1脚3kgという超軽量なレカロを使います。

●コースは……

チャレンジで走るコースは、オートレース選手養成所のオーバルコースです。内側の白線上で1周500m、外側の白線上で1周689mです。コース幅は30m、2.25度のバンクがついています。広大な周回路です。この周回路の外側の白線上を時速40kmの一定速度で走ります。途中でドライバー交替を行ないます。とても簡単のように思えますが、走行時には、スピードメーター、電流計、白線の3つをしっかり見なければなりません。実は高度なテクニックと集中力と忍耐力が求められます。チャレンジです。

●趣旨は、地球温暖化防止、石油エネルギーの節約と、EVの楽しさの訴求です

自動車は、地球温暖化と石油の枯渇という2大問題を抱えていることは、ご存知の通りです。日本EVクラブでは、この2つの問題を自分たち市民、自動車ユーザーの問題でもあるとして、94年からエコカーの普及活動を行なってきました。また、問題解決には電気自動車の普及が効果的であることから、とくに電気自動車の普及に力を入れてきました。

東京~大阪途中無充電の旅は、EVの航続距離の可能性を示すことで、多くの方にEVに夢と希望を持ってもらうことが実施の趣旨でした。今回のチャレンジは、さらに多くの方にEVに夢と希望をもってもらうと同時に、EVの楽しさもご理解いただこうと思います。

●チャレンジの詳細

日時:2010年5月22日(土)、23日(日)
(スタート22日11時・ゴール23日12時 ※予定)
場所:オートレース選手養成所オーバルコース(1周689m 1451周以上)
使用車両:ミラEV(日本EVクラブ製作)
使用タイヤ:トーヨータイヤ エコウォーカーチャレンジ1000
ドライバー:各メディア担当者、日本EVクラブのスタッフ、関係者
主催:日本EVクラブ
後援:東京中日スポーツ新聞
協賛:株式会社トーヨータイヤジャパン
協力:財団法人JKA
三洋電機株式会社
松定プレシジョン株式会社
株式会社RAYS
レカロジャパン

※チャレンジ当日は、関係者以外は会場に入場いただけません。

「ミラEVチャレンジ1000」専用ホームページ

お問い合わせ先
日本EVクラブ事務局
admi@jevc.gr.jp