ガソリン価格が上がっています。東京では170円を突破している店があります。全国平均でも170円を超えるのは時間の問題です。昨年の9月でフランクフルト周辺では日本でいうレギュラーガソリンは210円でした。日本でも200円を超えるのはもうすぐかもしれません。
ガソリン価格高騰の原因は、消費税アップのほかにイラク情勢の悪化による投機筋の石油買いの機運が考えられます。残り少ない石油は、投機筋にとって魅力的な商品になって久しいのです。
世界の自動車は石油の半分を使ってしまうので、いったん石油有事になると、大きな影響を受けます。脱石油が急がれます。
一方、まだ7月だというのに台風が吹き荒れています。長野の南木曽町では大きな土石流が発生し、男の子が亡くなるなど被害が出ました。また、沖縄、九州、四国で観測記録を超えるような大雨が降りました。地球温暖化によって気候が変動している結果ではないでしょうか。自動車は、地球温暖化の原因物質であるCO2のおよそ20%を排出しています。脱CO2が急がれます。
さて、日本EVフェスティバルは今年で20回を迎えます。20年も前から、自動車の脱石油と脱CO2を訴えてきました。今後、ますます日本EVフェスティバルの重要性は高まります。それだけに私たち主催者も参加者の皆さんも、気を引き締めなければなりません。そして、日本の社会だけではなく、世界から期待されるEVフェスティバルになるようがんばりましょう。
今年の日本EVフェスティバルは、これからの20年の出発にあたるイベントでもあります。素敵なEVフェスティバルにして、今後の礎になりましょう。今年の合言葉もReducing CO2です。
日本EVクラブ代表 舘内端
Japan EV Festival2014(第20回日本EVフェスティバル)開催要項
【日時】2014年11月3日(月・祝)8:00〜16:30
【場所】筑波サーキット・コース2000
茨城県下妻市村岡乙159 TEL:0296-44-3146
【後援(予定)】環境省 国土交通省 経済産業省 茨城県 茨城県下妻市 一般財団法人日本自動車研究所
【主催】日本EVクラブ
【共催】一般財団法人日本オートスポーツセンター
内容
■コンバートEV 1時間ディスタンスチャレンジ
手作りのコンバートEV(電気自動車)による1時間ディスタンスチャレンジ。
バッテリーの種類により鉛電池クラスとリチウムイオン電池クラスの2クラス設けます。クラス混合、ハンディ無しで走行します(表彰はクラス別に行います)。ドライバーの人数は無制限。地球温暖化クイズの結果を反映するなど、独自のルールを設けたEVによる新しいモータースポーツです。
チャレンジ達成賞では、自らが設定した目標を達成できるかに挑戦します。チャレンジに成功したチームには、チャレンジ達成賞を差し上げます。
(1)トライアル内容
・ 1周2kmのサーキットを1時間で何周できるかを競います(クラス別)。
・ チャレンジ達成賞を設けます。各チームはチャレンジ項目を申告します。自らが設定した目標を達成できるかにチャレンジします。
・ 1チームのドライバーは2名以上。ドライバーの人数は無制限です。
・ ピットイン5回以上を義務づけます。ピットインの際に必ずドライバー交替をしてください(ピットイン時の停止義務時間はありません)。
・レース中のバッテリー交換、および充電は禁止(レース中以外でも許可のない充電は禁止)。
・ レース前に「地球温暖化クイズ」を行います。不正解の場合は、周回数が減算されます。
・ ピットはこれまでと同様にホームストレート上に設置します。
(2)参加車両
・コンバートEV(市販エンジン車をEV(電気自動車)に会員が自ら改造したもの)で、日本EVフェスティバル・トライアル特別規則書に準拠した車両(2010年より改定)。
・バッテリーの種類により、鉛電池クラスとリチウムイオン電池クラス(鉛電池以外のバッテリー)の2クラス設けます。バッテリー搭載量、総電力量によるハンディは設けません。
・使用できるバッテリーは1セットのみ(レース中の交換、充電禁止)。
・車両重量は、コンバート前の車両重量の1.5倍までとします。
(3)エントラント(ドライバー)
・車両1台、ドライバー2名以上、ドライバー数は無制限(1名でも可)。
ドライバー代表者(=申込者)は、日本EVクラブ会員に限ります。
・ ドライバーは、普通免許所有者(フェスティバルなどEVレースの参加者、サーキット走行
経験者がのぞましい)。
サーキット走行未経験者には、当日、コースガイドを行う予定です。
(4)賞典
・ディスタンス賞:クラス別に周回数上位3位まで表彰
・チャレンジ達成賞:チャレンジ達成できたチームをすべて表彰
・ いっぱい乗せたで賞:ドライバー人数(初乗りのみカウント)の最も多いチームを表彰。
・ファステストラップ賞:クラス混合
・ ベスト車検賞:仕上がりが優秀な車両を表彰
■ ERK 30分ディスタンスチャレンジ
手作りの電気レーシングカート(ERK)による30分ディスタンスチャレンジを行います。
コンバートEV同様、ホームストレート上にピットを設けたコースで行います。バッテリーセット数は無制限(バッテリー交換時の停止時間制限はなし)、ドライバー人数も無制限。
ERKもコンバートEVと同様に、チャレンジ達成賞を設けます。
(1)トライアル内容
●30分ディスタンスチャレンジ
・ 1周2kmのサーキットを30分で何周できるかを競います(クラス別)。
・ チャレンジ達成賞を設けます。各チームは、チャレンジ項目を申告します。自らが設定した目標を達成できるかにチャレンジします。
・ ドライバー人数は無制限。ピットイン5回以上を義務づけます。ピットインの際に必ずドライバー交替をしてください(ピットイン時の停止義務時間はありません)。
・ 1チームのドライバーは2名以上。
・ バッテリーセット数は無制限。バッテリー交換時の停止義務時間はありません。
・ ピットはホームストレート上に設置します。
(2)参加車両
・ガソリンレーシングカートをEVに改造したもの。
日本EVクラブERK車両規定(2011年クラス分け改定)に合致する車両。
ERK1クラス(DCブラシモーター、鉛バッテリー48V以下、モーターおよびコントローラーの指定はなし)
ERK2クラス(モーター自由、鉛バッテリー72V以下)
ERKリチウムイオンバッテリークラス(ERK1、ERK2以外)
・30分チャレンジで使用できるバッテリーの電力量は、無制限(バッテリー交換時の停止義務時間なし)。
(3)エントラント(ドライバー)
・車両1台、ドライバー2名以上。ドライバーは無制限。ドライバー代表者(=申込者)は、日本EVクラブ会員に限ります。ドライバーは、普通免許所有者。
(4)賞典
・ディスタンス賞:クラス別に周回数上位3位まで表彰
・チャレンジ達成賞:チャレンジ達成できたチームをすべて表彰
・いっぱい乗せたで賞:ドライバー人数(初乗りのみカウント)の最も多いチームを表彰。
・ファステストラップ賞:30分ディスタンスチャレンジでのファステストラップ車両、クラス混合
・ベスト車検賞:仕上がりが優秀な車両を表彰
■何でもEV展示&デモンストレーション
レーシングEV、電気バイクなどアイデア満載のEVの展示&デモンストレーション。
●手作りEVデモ展示&デモ
・ デモンストレーション:ホームストレートを往復(コース1周は無し)。
・ 参加車両:EVに改造した乗物(カテゴリーは問わない)、市販EVなど電気の乗り物であれば出場可。ただし、コンバートEV、ERKのトライアルに参加しない個人所有のEVに限ります。
学生フォーミュラーEVも大歓迎です!
・エントラント:車両1台につき展示者兼デモ走行者1名(日本EVクラブ会員に限る)
・賞典:パフォーマンス賞
●レーシングEVデモ(招待チームのみ)
レーシングEVによる最高速デモ走行!
■自動車メーカー製EVオーナーパレードラン
自動車メーカー製EVで来場したみなさんのパレードラン
コース1周します(先導車付き)。
・自動車メーカー製EVオーナーであればどなたでも参加できます(事前申込が必要です。当日の参加申し込みは受付できません。)
★20周年記念イベント
■何でも0-200mタイムトライアル
ERK、コンバートEV、何でもEV展示参加車両はもちろん、自転車でも、三輪車でも?何でも0-200mタイムトライアルを開催!
2台もしくは3台同時にスタート、ホームストレートを1コーナー側から、ゴールラインめざして疾走します!
※何でも0-200mタイムトライアルの参加募集はホームページでお知らせします(9月中旬ごろ)
■all EVパレード開催
全参加EV&PHVによるコース1周パレードで20周年記念EVフェスティバルを締めくくります!
■その他、20周年お楽しみ企画計画中!
■環境EXPO/EV・エコカー試乗会
EVの最新情報と環境対応技術をテーマにしたブース。
自動車メーカー・EV関連企業による、EV、エコカー、環境対応技術、次世代車等の最新技術に関する展示を行います。
21世紀のモータリゼーションを拓く技術としてご覧ください。
各ブースのプレゼンテーションの時間も設けています。
2013年出展例:(株)東京アールアンドデー、トヨタ自動車(株)、日産自動車(株)、本田技研工業(株)、マツダ(株)、三菱自動車工業(株)、メルセデス・ベンツ日本(株)、㈱ユニバンス
◇EV・エコカー試乗会
メーカーEV・エコカーの試乗会を行います(サーキット同乗試乗会の予定)。
◇ベンチャーテント(環境対応技術開発に意欲的に取り組む、EVクラブ会員のベンチャー企業が出展)
◇支部テント(地方支部のテントを設け、独自の行動を紹介します)
■Reducing CO2コーナー
今回もまたフェスティバルのメインテーマは、Reducing CO2です。
地球温暖化を少しでも遅らせるために、ぜひCO2排出量削減に取り組んでください。
Reducing CO2テントでは、恒例のCO2排出量診断を行います。ご自分のCO2排出量を知る良い機会です。
CO2排出量診断は、自宅から会場に来るまでに排出したCO2を診断します。
CO2排出量のカウントは、使う交通機関でそれぞれ係数が異なります。徒歩や自転車、EVはゼロです。
ご自分のCO2排出量を知り、CO2排出の少ない交通方法について考えましょう。
◆全員参加CO2排出量コンテスト(見学者対象)
1人、1kmあたりのCO2排出量(移動距離の長短は関係なし)の低かった方を表彰します。
※すべての競技の詳細は、日本EVフェスティバル・トライアル特別規則書に記載します。
※トライアル特別規則書は、エントリー申込者に配布します。
※ 開催概要・参加要項の内容は、予告なく変更になる場合があります。
参加要項
トライアル参加要項
コンバートEV1時間ディスタンスチャレンジ/ERK30分ディスタンスチャレンジ/何でもEV展示&デモンストレーションへの参加申込者(ドライバー代表者)は、日本EVクラブ会員に限らせていただきます(同時入会可能)。
※ エントリー受付方法が変わります。ご注意ください。
※ エントリー希望者は、必ず仮エントリーを行ってください。
※ エントリーは下記手順で行います。
※仮エントリーでは、エントリーは終了していません。必ず本エントリーを行ってください。
【申込方法】
(1)仮エントリー申込書を、FAXまたはメールでお送りください。
※仮エントリー締切:8月20日(水)
(2)仮エントリー申込者に本エントリーの案内をお送りします。
※メールまたは郵送にて
(3)本エントリー申込書類に記入、もしくはWEB上のフォームにて、本エントリーしてください。
※受付期間:2014年9月10日(水)〜9月15日(月)
【参加費】
●コンバートEV1時間ディスタンスチャレンジ
・1チームは車両1台+ドライバー2名以上、ドライバー人数無制限(ドライバー代表者(日本EVクラブ会員)を含むこと)
・参加費:39,000円/台(ドライバー6名まで。ドライバー数が6名を超える場合は、7名目から1名につき3,000円の追加参加費がかかります。)+筑波サーキット見舞金(傷害保険料):500円/人
● ERK30分ディスタンスチャレンジ
・1チームは車両1台+ドライバー2名以上、人数無制限(ドライバー代表者(日本EVクラブ会員)を含むこと)
参加費:15,000円/台(ドライバー6名まで。ドライバー数が6名を超える場合は、7名目から1名につき3,000円の追加参加費がかかります。)+筑波サーキット見舞金(傷害保険料):500円/人
●何でもEV展示&デモンストレーション
参加費:6,500円(車両1台+出展者兼デモ走行参加者(日本EVクラブ会員)1名)+筑波サーキット見舞金(傷害保険料):500円
(最速デモンストレーション参加希望者は事務局までご連絡ください)
□筑波サーキット見舞金(傷害保険)の加入:ドライバー(デモ走行参加者含む)全員加入が義務づけられています。
□仮エントリー申込者には本申込書とトライアル規則書/車両規則書、タイムスケジュール、昼食のご案内等をお送りします。
□参加費および見舞金、その他の振込については、9月下旬にご案内します。指定日までに指定の口座にお振り込みください。出場をキャンセルした場合、参加費の返却はできません。
□参加費等の入金確認後、入場パス、地図等を10月中旬にお送りします(予定)。
自動車メーカー製EVオーナーパレードラン参加要項
自動車メーカー製EV(*1)オーナーによるコース1周パレードランは、EVオーナーであればどなたでも(会員以外でも)参加できます。
*1:自動車メーカー製EVとは、国内外の自動車メーカーが製造販売しているEVのこと。
・ 参加ご希望の方は、ホームページより申込書(近日公開)をダウンロードしてお申し込みください。
(申込書の郵送をご希望の方は、日本EVクラブ事務局までご連絡ください)
・ 申込締切は9月30日(火)、当日の受付はできません。必ず事前にお申し込みください。
・ 参加費:3,000円(自動車メーカー製EV1台+ドライバー1名)
乗車定員内であれば同乗も可、ドライバー以外の方はパドック&ピット入場券(1,500円/人)が必要です。
・筑波サーキット見舞金(傷害保険料):500円/名がかかります(車両に乗車する方全員の加入が義務づけられています)
・申込受理後に参加費お振込みのご案内をお送りします。入場パス、タイムスケジュール等ご案内は、10月中旬にお送りします(予定)。
入場券(前売り券)のご案内
□本フェスティバルは入場無料です(メインスタンドへ入場できます)。
※駐車場は有料(4輪:1000円、2輪500円)
□パドック&ピット(環境 EXPO会場を含む)への入場は有料です。
□パドック&ピット入場券は前売り販売します。ご希望の方は、「前売り券申込書」を日本EVクラブ事務局までFAXまたは、郵送してください。同時に、枚数分の代金をお振り込みください。
振込口座は申込書に記載しています。9月上旬よりホームページからもお申し込みいただけます。
□パドック&ピット入場パス、スケジュール等は10月中旬ごろお送りします(予定)。
■パドック&ピット入場料/前売り券
会員 1,000円(当日2,000円)
非会員 1,500円(当日2,000円)
小・中学生1,000円(当日1,000円)小学生未満は入場無料です。
小学生以下は、保護者の同伴が必要です。
◆前売り券申し込み締切:2014年10月10日(金)
ボランティア募集
日本EVフェスティバルは、手作りのイベントです。
オフィシャル、会場設営等のお手伝いをいただくボランティアを募集しています。ご希望の方は申込書のボランティア希望欄に印をつけてください。オリジナル・ボランティア・キャップを差し上げます。ご協力をお願いします!
お問い合わせ/申込書送付先
日本EVクラブ事務局
〒156-0043 東京都世田谷区松原2-20-10-401
TEL:03-5376-8446 FAX:03-5376-5310
Eメール:info@jevc.gr.jp