2014年第1回EV一番塾【緊急講演会

「激変するEV状況 このままでは日本は負ける!」


2014年7月14日(月)10:00〜17:30

日本科学未来館(東京・お台場)にて開催

日本EVクラブでは、実践的なEV塾である「EV一番塾」を開催しています。2014年度の第1回は、激変するEV状況の中で生き残る日本の道を探す緊急講演会を開催します。EVの事業化をお進めの方、あるいはEV事業への参入をお考えの方、EVに興味のある方は、ぜひご参加ください。あわせて、EVの最大のライバルである燃料電池車の状況もお知らせします。
次世代車の行方を案ずる人もご参加ください。

【時間割(予定)】

第1時限 VWに見る欧州の変貌

講師:舘内端(日本EVクラブ代表)

第2時限 シェール・オイルもすぐなくなる 混迷する石油事情

講師:舘内端

第3時限 BMW i3・i8に見るカーボンマジック

講師:舘内端

第4時限 これで決まり 世界を震撼させるCO2規制/PHV優遇政策

講師:舘内端

第5時限 米国ZEV規制の衝撃

講師:和田憲一郎(エレクトリフィケーション コンサルティング代表)

第6時限 危ない旅立ち 燃料電池車の本当の姿

講師:舘内端

まとめ「どうなるEV」/懇親会(ティーパーティ)

●お申し込みはこちらの専用フォームから

【開催概要】

開催日時:2014年7月14日(月)10:00〜17:30(受付9:15〜)
開催会場:日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6 Tel: 03-3570-9151)
主催:日本EVクラブ
参加費 :1人16,000円(日本EVクラブ会員:15,000円)
テキスト:4000円(予定)
※当日、受付でお支払いください。
定員:50名(申込受付順、定員になり次第締切ります)
申込み方法:日本EVクラブホームページからお申し込みください。
※お申し込みはこちらの専用フォームから
締め切り:2014年7月11日(金)

参加のご案内は締切後にメールにてお送りします。
(info@jevc.gr.jpからのメールを受信できるように設定してください)

【今回の構成の詳細】

緊急講演会解説

欧州EUではCO2排出量規制が2020年までに企業平均値が95gCO2/km(JC08ではリッター31km相当)に強まり、さらに25年までに70gCO2/km(JC08ではリッター42km相当)という案が出されています。この規制をクリアーするにはEV化、あるいはPHV化が絶対に必要だと欧州の関係者はいいます。そのためにEVではPHVを厚遇する方策が考えられています。欧州のEV化は強力に推進されるでしょう。
一方、米国ではカリフォルニア州のEV強制導入法であるZEV規制が強まります。これまでの米国3メーカー、日本3メーカーに欧州のBMW、VW、ベンツ、日本のマツダ、富士重工、韓国の現代、起亜が加わります。さらに規制はカリフォルニア州以の11州に広がります。また、連邦のCO2規制も87.9g/kmと強まります。米国のEV化の波も強まるに違いありません。
さらに地球温暖化は現実となり、石油生産もピークを迎え、頼みの綱のシェール・オイルも埋蔵量に赤信号が点灯しています。
そして巨大な自動車市場をもつ中国の発展が続いています。2020年には世界の自動車保有台数は現在の1.5倍の15億台になります。この台数の自動車のタンクを満たすには、あと2つのサウジアラビア(の石油)が必要です。それは不可能に違いありません。その自動車から排出されるCO2、飲み込む石油を考えるとき、自動車には大改革が必要なことはだれにも明確です。
自動車をめぐるこうした状況を乗り越え、どのようにして次世代に自動車を残すか。各国の政府と自動車メーカーは真剣に動き出しました。その中で、果たして日本と日本の自動車メーカーは生き残れるのでしょうか。そして役割は……。
この講演会では、みなさんと問題意識を共有し、難局に立ち向かうすべを探ろうと思います。

第1時限 VWに見る欧州の変貌

講師:舘内端

フランクフルト・モーターショーのVW
リッター111kmの究極のエコカー XL1
電気、PHV、バイオ等全方位に対応 ニューGOLFの戦略
ケルンの山中で知ったe-UP!の実力 (試乗記)
ポルシェもPHV EUのプラグインハイブリッド厚遇とは
1兆円を輸出するドイツの再生エネルギー発電

第2時限 シェール・オイルもすぐなくなる 混迷する石油事情

講師:舘内端
石油の77%を自動車が使う
15億台の自動車のガソリンが賄えるか NO!
2004年から石油生産は増えていない ついにピーク・オイルか!
ガソリンが高い イラク、ルーマニア、チェチェンが石油を高騰させる
シェール・オイルも14年でなくなる そのとき米国は?

第3時限 BMW i3・i8に見るカーボンマジック

講師:舘内端

i3の工場に潜入 CFRP(カーボンファイバー)製作工程を見る
i3の本当の凄さ 屋久島試乗記
BMW電動化の本気度
(2013年フランクフルト・モーターショー報告)

第4時限 これで決まり 世界を震撼させるCO2規制/PHV優遇政策

講師:舘内端
Uは70g/km(42km/ℓ) 米国は89.7g/km、中国も、日本も追随
電動化以外に逃れる方法はないのか

第5時限 米国ZEV規制の衝撃

講師:和田憲一郎
カリフォルニア州のEV強制導入法であるZEV規制が強まり、米国ビッグ3、日本ビッグ3に加えて、マツダ、スバル、VW、BMW、ベンツ、現代、起亜もEV販売が義務化される。また12州に広がり、米国で自動車を売るにはEVを合わせて売るしかない。影響は広範囲かつ強烈である。
講師紹介:和田憲一郎 エレクトリフィケーション コンサルティング代表。

1989年三菱自動車入社後。2005年「i-MiEV」開発責任者。2007年MiEV商品開発プロジェクトマネージャー。2010年からチャデモ協議会幹事会メンバー、総務省消防庁「電気自動車用急速充電設備の安全対策に係る調査検討会」委員、HEMSアライアンス・ステアリング会議メンバー、スマートグリッド・ワイヤレス給電など。2013年3月退社。EVビジネスの水先案内人として、EVと周辺分野を繋ぐ電動化ビジネスを推進するため、同年4月に「エレクトリフィケーション コンサルティング」を設立し、現職。

第6時限 危ない旅立ち 燃料電池車の本当の姿

講師:舘内端

まとめ「どうなるEV」/懇親会(ティーパーティ)

注)スケジュール、内容は変更になる場合があります。ご承知おきください。

※お申し込みはこちらの専用フォームから

問い合わせ先/申込先:日本EVクラブ事務局
156-0043東京都世田谷区松原2-20-10-401
TEL:03-5376-8446 FAX:03-5376-5310 info@jevc.gr.jp