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フェスティバル参加記 |
「でんきみなぎる」かたやましんたろうの場合 |
私のフェスティバル参加は,今年で4回目になります. いつのまにかスタッフに加わっていた私は, 他のスタッフと共に日の出前の会場入りです. ERKのタイムトライアルにも参加しているのですが, 車や道具の運搬はすっかりメンバーにお任せ. 「ごめんね」と思いつつ, 会場へと急ぎます. まずは守衛さんにご挨拶して, バイトとの打ち合わせ. バイトは駐車場整理や入場パスのチェックをするので, フェスティバルは殆ど見ることが出来ません. これまた「申し訳ないなぁ」と思いつつ, 打ち合わせを終え彼らに仕事を任せ, さらに会場奥へと入っていきます. ここでようやく, 空が白みを帯びてきます.
会場奥へ入り, 他のスタッフの皆さんと合流. 挨拶をして特製スタッフTシャツと帽子を貰い, 着替え. その後テントの位置などの基準となる「パイロン」を手分けして立てているうち, 日の出. ボランティア(かつ, 殆どはレースに参加)の皆さんも揃い始め, いよいよ会場設営が始まります. よく一緒になる皆さんなので, 「ごぶさたしてます」なんてご挨拶をしながら.
朝のテント立ては, 結構辛いのです. 眠いし, 朝日はまぶしいくて暑いしし, 夕方と違って風はないし. ただかなりの人数がいたので, 膨大な数のテントがサクサク立っていきます. 時々バイトの様子を見たり, テント以外の設備の設置をしたりして... ほぼ設営が終わると, 気分いいもんですよ. 写真の正面に見えるのが, 筑波山です.
そうこうしていると, エントラントや展示車両など続々会場に到着. この頃から, あたりがだんだん騒がしくなってきます. 駐車場整理のバイト君も忙しさのピーク. 「がんばってねー」と声をかけつつ. また会場入り口にいるメンバーには, 申し訳ないが「がんばれ」と念を送りつつ, 自分はちょっと一休み. 辺りを見ていると, エントラントが車を降ろして, チームのテントに収め, レース直前の最終チェックをしている... って, そういや自分の乗る車はどこにいったんだろう?
チームのメンバーが全員, 4時からボランティアとして参加していたので, バタバタ. おまけに展示に1hディスタンスチャレンジにERKにと3部門参加だったので, かなり準備が遅れ焦りまくる. 眠いしねぇ... 私の乗るERKはというと, 当日になってもチェーン付近に問題を抱えたまま. チェーンのたるみが大きくなったり小さくなったり, スプロケットがずれてるのかシャフトが曲がってるのか, 全然原因を特定できず. とりあえず外れない程度に張って, 今日は乗り切ることに決定. 急いで再車検を受け, ドライバーズミーティングをメンバーに任せ, 私はスタッフの打ち合わせへGo!
1hディスタンスチャレンジの集計の担当にもなっていたので, 計時スタッフの方々とも打ち合わせ. 金曜日に「はっと思いついて」勢いで組んだ予選・決勝集計システム. 過去鈴鹿EVレースに出場した経験から, 1hディスタンスチャレンジにも, ちゃんとしたリザルトが配られるといいなぁ, と思っていたもので... 後日談ですが, 予選はご存知の通りうまくいったものの, 決勝でなんと「失敗」, 当日配布は出来ませんでした. すいません. 来年は頑張ります.
打ち合わせが終わると開会式, 手作り電気乗り物のデモ, そしていよいよERKタイムトライアルがスタート. 神聖なる「じゃんけん」の結果, 私はチーム2番手に. つまり, バッテリとしてはちょっとタレてる, タイヤとしてはちょうどいい筈の3本目. しかし正直言うと, 普段はERKレースの計時・集計をしているだけで, レースは勿論乗るのも1年ぶり. オマケに, メンバーはレースの経験なし! 大丈夫かなぁ.
当日朝発表になったコースを見た感想は, 「4本目(1本目の逆回り)がイヤだな」. 高速スラローム直後(7本目?)と, その後の360°ターンに引っかかる方が多かったのですが, 私は断然ここ. 何しろ方向音痴です. フェスティバルのミーティングにも, 「迷って遅刻」を連発. 過去ミスコースの経験もあり. 慎重に, 1本目スタート.
27秒台. 一応チームトップの記録を出して, 経験者の面目を保った私. 自分の2本目はバッテリ交換させてもらい, 勇んで再びコースに出ましたが...
懸念されていた4本目を視界に入れられず, 大幅ロス. その後, ゴール後のブレーキングも失敗してパイロンタッチペナルティ. 「方向音痴」の烙印をおされ, 撃沈. チーム記録の足引っ張っちゃったなぁ... ごめんなさい. オマケに, この後1hディスタンスチャレンジの計測にも行かなきゃならないの, とスタッフの仕事に戻ることに. 本当にごめんなさいごめんなさいで, 移動. 謝ってばっかりです.
この間に, 1hディスタンスチャレンジの予選は着々と進行. 途中経過が印刷してアナウンスに渡されていて, 予選の集計システムとしては予想以上の出来. 喜びもつかの間, 1hディスタンスチャレンジにも出ているチームメイトが, パイロン2本を倒す豪快な走りを見せて, 私は唖然呆然. 「ペナルティは1本30秒にしましょう」って, スタッフミーティングにも参加してた当人が, なんともはや... 倒してなければ10秒台のタイムでした. 残念.
予選は無事終了. リザルトをチェックして印刷, 全チームに配って一休みすると, ERKのコースからタイヤのスキール音が聞こえてきます. 新しい72V仕様のERKが公開され, エントラントが試乗しているとの事. 乗りたいなぁ, と思っているうち, いつのまにか1hディスタンスチャレンジのコースインが始まっていました. なんか, 息つく暇がないぞ.
前者グリッドに整列. 車とドライバーが紹介された後, 舘内さんのフラッグで一斉にスタート. ここから先, しばらくよく覚えていません. 周回数は問題なかったのですが, 計時のミスで集計システムが頓挫. うへぇどうしようと思って思案しているうちにレースが終了. コンバートKカーがいやに元気だなぁ, という印象があるだけで, その後の集計が終わるまで, もう内心「ごめんなさいすいません」を連呼. 気がついたら表彰式も終わりです.
この後, お約束の会場撤収です. タイムリミットは日没. また申し訳ないことに, 車両の後片付けはメンバーに任せ, 会場の後片付けにおおわらわ. 後片付けを終え, 会場を後にして夕食を食べて参加賞を山分けし, 1日がようやく終わったのでした.
ふりかえってみれば, エントラントにスタッフに,
スタッフの中でも色んな仕事を掛け持ちしていたので, とにかくあたふたしたフェスティバルでありました.
回りを見れば, 面白い乗り物・凄い車を作って来たり, 遠路はるばる自走して来たり.
なんともみんな楽しそうで... 来年は, 自分ももっと楽しもうと思った次第であります.
とりあえず, 皆様お疲れ様でした. また来年, お会いしましょう! |