第18回日本EVフェスティバルが、2012年10月20日(土)、茨城県のつくばサーキットコース2000で開催されました。

なんでもEVデモンストレーションで初走行したEVスーパーセブン

詳細なレポートは後日お届けする予定です。まずは、主要なチャレンジ競技のリザルトをご紹介します。

ERK(電気レーシングカート)30分耐久チャレンジ

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 クラス別正式結果表

電池性能や搭載量によって3クラスに分かれています。当然、高性能なリチウムイオン電池搭載のカートが有利なのですが、驚くべきことに、今年は「ERK-1」クラスの新潟国際自動車大学校チームが、全クラスを通じた総合優勝を果たしました。
「ERK-1」は、EVフェスティバルが始まった18年前のレギュレーション。鉛バッテリーを搭載したクラスです。安価で入手が容易な鉛バッテリーでも、バッテリーのマネージメントなどに工夫して、戦略次第ではリチウムイオンを凌駕できることを証明してくれたといえるでしょう。

コンバートEV1時間ディスタンスチャレンジ

 正式決勝結果表

豊富な経験を誇るコスモウェーブが、史上まれにみる圧勝劇を演じてくれました。昨年はペナルティに泣いたコスモウェーブチーム。今年は規則を厳密に守り、周囲のチームへの配慮にも満ちたレース展開が印象的でした。
コスモウェーブの監督であるEVクラブ会員の今井氏は、富士山麓に『富士エコパークビレッジ』を開設するなど、意欲的な活動を展開していらっしゃいます。今回の優勝をさらなるエネルギーとして、コンバージョンEVの新しい可能性にチャレンジしてくださることでしょう!

(レポート:寄本好則)