夏のつくばのEVフェスティバルの1時間ディスタンスチャレンジで上位入賞を狙っているんですが、走り方のコツをコッソリご教授ください!>
フェスティバルでは、必ずピットイン/ピットアウトがあるので、そこでのアクセルワークが大切だ。勿論、コースの途中でもできるだけスピードを上下させないこと。
で、まずピットインの際は、減速し過ぎないことがポイントだ。勿論、『安全』が最優先だし、ルールでピットレーンの走行速度が50km/hと定められている(98年の規則書による)から、それを守ることが第一だ。また、ピットレーンでの追い越しも禁止(98年の規則書による)になっている。
そのルールの範囲内で、減速し過ぎてしまえばもう一度アクセルを踏み、余計な電気を消費することになるのだから、それをいかに回避できるか?にかかってくる。ピットレーンでは追い越し禁止なので、バッテリー切れ近くなってスロー走行するEVと自分のスピード差をどう予測し、調整するのか?そういう細かい点を無視できない。
次にピットアウトを含めた加速について。あまりにアクセルを踏まないのでは、遅くなる。かといって踏み込み過ぎれば電気を消費し過ぎてしまう。アクセルペダルの踏み込み加減と、クルマの加速が一体となり調和するポイントが最も効率の良い走りとなるはずだ。その一体感をどのようにドライバーが感じ取るか?その加減は、一台一台のEVで異なるので、こうすれば良いというのを一言でいうことはできない。練習をして、経験を積み重ね、知るしかない。
しかし、フェスティバル直前に出来上がったというEVでは、その練習時間も無いはずだ。じゃあどうする?。アクセルの踏み込み加減とクルマの加速の一体感は、ガソリン自動車でも経験を積むことができる。エンジンの力が盛り上がる具合とスピードの乗りに気を配ってみよう。エンジンに比べ、モーターは力が盛り上がる様子がつかみにくいので、ガソリン自動車での経験はなおさら役に立つと思うよ。
次回第5回は、「いま乗っている愛車でできるエコドライブ」をおしえてもらうぞ! お楽しみに! -->第5回 『今乗っている愛車でできるエコドライブ』