HOME > おしえて!みほりさん > EVドラテク講座 第5回「今乗っている愛車でできるエコドライブ」

おしえて!

EVはまだちょっと買えそうにないのですが、私が今乗っているクルマでもできる低燃費走行法を教えてくれませんか?>


みほりさん

今まで答えてきたこと全てが役に立つ。スピードを上下させないように工夫すること。加速の際、アクセルの踏み込みとエンジンの力の盛り上がり具合、それとともにクルマのスピードがどのように上がって行くのか?。その調和が最も良いところでクルマを走らせれば、自分の思ったスピードで目的地を目指しながら、燃費も良くなるはずだ。

スピードを上下させ過ぎないためには、交通の流れを読むことが大切。そこで、とくに高速道路では目の前のクルマの動きに見とれず、4〜5台先を走るクルマの様子を見て、ブレーキランプが点灯したら「スピードを落とすんだな」ということがわかるわけだから、早めにアクセルを戻し始めて車間距離を開けておく。そうすると、あまりスピードが落ち過ぎないうちに、やがて先のクルマは再び加速し始めるはずだ。

目の前のクルマを見て、そのクルマがブレーキを掛けたから自分もブレーキを踏むという運転ではスピードを落とし過ぎてしまうので、次の加速のときに余計に燃料を使うことになる。

街の中でも、赤信号を見たら早めにアクセルを戻し始める。そのうちに青に変わってくれるかもしれない。赤信号の交差点までそのままのスピードで行き、ブレーキを踏んで止まり、青になったら発進するという運転では、スピードが上下し過ぎるので燃費は悪くなる。

ただし、自分は交通の流れの中の一員なのだから、あまりに自分勝手な燃費運転で他のクルマの走りを邪魔するようではいけないね。自分のクルマの燃費が良くなっても、他のクルマに余計にアクセルのオン・オフをさせたら人の燃費を悪化させてしまうし、渋滞の引き金にもなり、それでは自分が燃費走行を心掛けた意味が失われてしまうからだよ。


さて、「みほりさんのEVドライビングテクニック講座」 −楽しい低燃費走行法− はこれで終わりです。次回からはテーマも変わり、仮題「みほりさんの手作り電気自動車入門」をお送りします。次回の更新予定は3月中旬です。

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