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舘内端の「自動車の力」:第23回「自動車批評の原点 その3」

舘内端の「自動車の力」:第23回「自動車批評の原点 その3」

「自動車批評の原点 その3」   中沢新一著 「野生の科学」から②   実は、前回の「自動車批評の原点 その2」は2012年10月29日に書いたものである。そして、前々回の「自動車批評の原点 その1」は、その前日の2012年10月28日に書いたものである。そして、日本EVクラブのホームページに上げるのをすっかり忘れていたのだった。すみませんでした。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第22回「自動車批評の原点 その2」

舘内端の「自動車の力」:第22回「自動車批評の原点 その2」

「自動車批評の原点 その2」   中沢新一著 「野生の科学」から①   中沢新一氏の著作である「野生の科学」を引用するにあたって、まずは私の立ち位置を述べておかなければならないだろう。 大学を卒業して念願のレーシングカー・エンジニアとして設計図を引き、現場でレースカーの調整を行うようになった私は、レーシングドライバーなる存在から頭をガツンと殴られたようなショックを受けた。1970年代のことであった。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第21回「自動車批評の原点 その1」

舘内端の「自動車の力」:第21回「自動車批評の原点 その1」

「自動車批評の原点 その1」 ノーベル文学賞を受賞した中国の作家、莫言(モーイエン)氏は、「作家には社会的な責任があると思います」と述べている(朝日新聞 2012.10.28)。 自動車評論家が自動車を批評するのは社会的な責任があるからだというのが、私が自動車批評を行う最大にして基本的な根拠である。私の言葉でいえば、少々傲慢に聞こえるかもしれないが、「知ってしまった者には責任がある」からである。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第20回「トヨタとカローラを斬る その2」

「トヨタとカローラを斬る その2」 トヨタとカローラを批評しずらいのは、いずれも大衆から圧倒的な支持を受けていることである。そして欠点が見つけにくいことだ。この現代において、大衆がよしと認め、欠点が見つからないものを否定するのは評論家として自殺行為だ。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第19回「トヨタとカローラを斬る その1」

「トヨタとカローラを斬る その1」 カローラは、トヨタを代表する車種である。それがモデルチェンジされた。そこで河口湖の試乗会にでかけて、乗せていただいた。 かつては、カローラ、コロナ、クラウンがトヨタのバックボーン=背骨であり、トヨタはこの3車種を大量に生産し、販売して大きくなった。カローラを批評するとは、まさにトヨタを批評するということである。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第18回「フォルクスワーゲンの決意 その2」 ――私たちはEVを普及させる――

舘内端の「自動車の力」:第18回「フォルクスワーゲンの決意 その2」 ――私たちはEVを普及させる――

「フォルクスワーゲンの決意 その2」――私たちはEVを普及させる―― 前回に述べたようにVWは自動車の電動化を本気でやる。そこで、次はVWの具体的なEV導入戦略について述べよう。 プレゼンテーションの7枚めはVWのEVとハイブリッド車の開発の歴史、8枚めは「VW(グループ)はすべてのクラスで電動化を図る」という決意表明である。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第17回「フォルクスワーゲンの決意 その1」 ――私たちはEVを普及させる――

舘内端の「自動車の力」:第17回「フォルクスワーゲンの決意 その1」 ――私たちはEVを普及させる――

「フォルクスワーゲンの決意 その1」――私たちはEVを普及させる―― EUでは2050年の燃費規制は、リッター116キロメートル以上となる。これは企業平均だから、それでも高級エンジン車を売るのであれば、膨大なゼロエミッション車=EVを販売しなければならない。 という話からVWの電気ゴルフミーティングは始まった。5月30日、場所はお台場の国際交流会館であった。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第16回「自動車を作る・楽しさを作る その2」 ――ジャメコ点描――

舘内端の「自動車の力」:第16回「自動車を作る・楽しさを作る その2」 ――ジャメコ点描――

「 自動車を作る・楽しさを作る その2」 ――ジャメコ点描―― 日本には超一級の自動車を作る技術も、設備も、人的・物的資源もある。それらはいずれも世界に誇れるものだ。だが、自動車を作る意味が失われて久しい。自動車の意味の生産においては、日本は世界に誇る何物ももってはいない。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第15回「自動車を作る・楽しさを作る その1」 ――ジャメコ点描――

舘内端の「自動車の力」:第15回「自動車を作る・楽しさを作る その1」 ――ジャメコ点描――

「 自動車を作る・楽しさを作る その1」 ――ジャメコ点描―― 日本EVクラブのHPには、ジャメコがあふれている。今回は、このマイクロEVの点描である。 ジャメコとは、ジャメ・コンタント・オマージュのことである。初期型のⅠと量産型のⅡがある。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第14回「すべからく隗より始めよ」

舘内端の「自動車の力」:第14回「すべからく隗より始めよ」

「吉田秀和・高橋由一・自動車評論家の私・自動車メーカー」 すべからく隗より始めよ 日曜日の朝は早い。6時に起きて近くの井の頭公園まで走る。ツツジと紫陽花がきれいだ。7時には公園内の居酒屋が開くので、おでんで一杯やる。家に戻ってからは読書。今はジャレド・ダイアモンドの「文明の崩壊」の「上」を読んでいる。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第13回「スーパーカブ的ホンダはGood」ホンダ、スーパーカブをフルモデルチェンジ

舘内端の「自動車の力」:第13回「スーパーカブ的ホンダはGood」ホンダ、スーパーカブをフルモデルチェンジ

「スーパーカブ的ホンダはGood」 ホンダ、スーパーカブをフルモデルチェンジ ベトナムでは、バイクのことを“ホンダ”と呼ぶそうである。世界で6000万台も売れたスーパーカブは、いまや普通名詞になりつつあるということかもしれない。そのスーパーカブが全面改良された。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第12回「EVならモータースポーツをやる」益子修社長  三菱、EVで米国ヒルクライムに挑戦

舘内端の「自動車の力」:第12回「EVならモータースポーツをやる」益子修社長  三菱、EVで米国ヒルクライムに挑戦

「EVならモータースポーツをやる」益子修社長 〜 三菱、EVで米国ヒルクライムに挑戦 EVのモータースポーツが熱い。パリダカを何度も制した三菱自動車が、米国コロラド州コロラドスプリングスにあるパイクスピーク山を駆け上がるヒルクライムに出場する。パリダカのガソリン・ラリーレイドから、パイクスピークのEVヒルクライムへ。三菱自動車のモータースポーツ戦略が大きく変わる。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第11回「ウィリアムズが勝った、燃えた」

「ウィリアムズが勝った、燃えた」 F1の話である。5月13日のF1第5戦、スペインGPでP.マルドナド(ベネズエラ)が乗るウィリアムズが優勝した。今回は、この話だ。 ウィリアムズといえば、かつてN.マンセルがドライブして大活躍したチームである。最近は2004年の優勝以来、勝利の女神に見放されていたからほんとうに久しぶりの勝利だ。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第10回「エンジン自動車VS電気自動車」

舘内端の「自動車の力」:第10回「エンジン自動車VS電気自動車」

「エンジン自動車VS電気自動車」 「ハイブリッドでも、EVでもない」。となれば第三のまったく新しい自動車かと思ったら、なんのことはない。エンジン自動車だった。最近のマツダのCMである。 このCMの言葉使いの裏を探ると、「ハイブリッド車かEVじゃないと自動車ではない」という時代の空気を認めているように思えてしまう。 … この記事を読む »

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舘内端の「自動車の力」:第9回「自動車もう魅力ない?」

「自動車もう魅力ない?」 「日本でしか売れない車と、海外で売る車と、日本車の二分化が進んでいる。日本車が今後どうあるべきか悩ましくなってきている」 そう語るのは日産自動車最高執行責任者の志賀俊之氏である。 … この記事を読む »

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