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『EV入門塾2011』スペシャルレポート

【『EV入門塾』で何を学べるのか?】

あなたは、日産『リーフ』を運転したことがあるだろうか。三菱の『i-MiEV』はどうだろう。『EV入門塾』ではいったい何がわかるのか。端的なのが、日本が世界に先駆けて市販した2車種のEVを自分で運転できるということだ。 >>>『EV入門塾2011』参加者募集ページ

今、日本だけでなく、欧州を中心とした世界の自動車メーカーがEVに本気で取り組み始めている。数年後には、世界の街を多くのEVが走り回っていることになるだろう。携帯電話やインターネットがまたたく間に普及したのと同様に、自動車=EVという「意味」の変革が起こる日は、おそらくそれほど遠くない。『EV入門塾』では自分でEVを運転できるだけでなく、Q&Aの時間がたっぷりあって、EVに関するどんな質問にも舘内代表やメーカー担当者がとことん答えてくれる。

モーターショーなどで新しいEVのコンセプトカーが発表される度に、遠巻きにEVを眺めている人たちはいろんなことを言う。航続距離が短い。電池の安全性が心配。電磁波は? etc……。

訳知り顔で語りたがる人の意見は、おおむね批判的な論調になりやすい。でも、間違いなく言い切れるのは、EVを批判する人たちは、まだまともにEVを運転したことすらなく、EVをちゃんと理解しようとしていない、ということだ。

EVを批判するのはEVを知らない人。と、言い切るのも失礼な話ではある。でも、実際に自分でEVを運転したことがある人には、その理由がおわかりいただけるはず。なにしろ、EVは運転するのが楽しいのだ。『EV入門塾』で初めてEVを運転した人たちは、ほぼ例外なく笑顔でEVを下りてくる。今や電気自動車のフランシスコ・ザビエルとでも呼びたい舘内さんがよく言っているように、EVには、人を笑顔にする力がある。

話は飛ぶが、先日あるWEBマガジンの取材でラジコンヘリコプターのスペシャリストと話す機会を得た。ラジコンヘリといえば、小型のエンジンがうなりをあげて飛ぶイメージを抱いていたが、高性能で小型のリチウムポリマー電池や、ブラシレスのハイパワーなモーターが簡単に入手できるようになった今、ラジコンヘリの主流は完全に電動になっているという。

話を聞いたのは、フリースタイルとか3Dと呼ばれるアクロバティックな飛行技術を競う競技で、2000年前後に4度の日本チャンピオンになり、世界2位になった方。当時はもちろん白煙と爆音をまき散らすエンジン動力のラジコンヘリだった。

でも、電動に慣れた今となっては、たまにエンジンヘリを飛ばす機会があっても「面倒でうるさくて、よくこんなのやってたな」とうんざりするそうだ。10年後、いや数年後には、自動車に対して多くの人が同じような思いを抱く日が来るかも知れない、ということだ。

EVを知らずに次世代エネルギーは語れない

そもそも、自動車とは何か。EVとは何か。そしてEVのメリットと可能性はどうなのか。さまざまな課題や問題点は、どうやって解決していくのか。『EV入門塾』は、20年近くコンバージョン(改造)EVの製作や普及に取り組んできた日本EVクラブの舘内端代表が構成したカリキュラムに基づいて、自動車とEVをスムーズに、深く理解するための絶好の機会となる。

原発事故は日本社会を変革し、次世代エネルギーのあり方が問われている。エンジンの自動車が大量の石油を消費するエネルギーと関わりの深いツールであるように、次世代エネルギーと人間社会の関係にとって、EVはとても重要なツールとなる。

EVを知らずしてEVを語ることなかれ。EVを知らなければ、次世代エネルギーは語れない。まずは『EV入門塾』から、あなた自身が思索と挑戦のスタートを切っていただきたい。

REPORT : Yoshoinori Yorimoto

>>>『EV入門塾2011』参加者募集ページ

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