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【充電記】電気自動車で白馬へ行こう!<復路編>

2012年8月27〜28日に実施した『EVで白馬へ行こう!』。長野県の白馬村から東京へ、舘内代表をはじめ事務局スタッフが乗った日産リーフの充電記です。往路では関越道〜上信越道を走りましたが、復路は中央道経由のルートです。

現時点で、中央道のSAPAにもまだ急速充電器は設置されていません。また、充電スポットの具体的な情報もまだまだ少ないのが現状です。実際の充電ドライブで訪ねた急速充電スポットを写真付きで紹介します。中央道方面へドライブを計画されるEVユーザーのみなさん、どうぞ参考にしてください。

START

白馬村の青鬼集落見学、そばで昼食を終えてスタート!

【DATA】
出発時刻:1345
場所:長野県白馬村 そばや「林檎舎」
残量目盛:■■■■■■■■■■□□(10)
走行可能距離:97km
トリップ:321.5km(0.0km)

トリップの距離は、往路で東京を出発してからの積算走行距離です。()内に、復路のみの積算走行距離を記載していきます。

CHARGE:1回目

舘内代表の運転で松本市内の大渋滞を越えました

【DATA】
到着時刻:1533
場所:鈴与(ENEOS)セルフ24塩尻広丘店
充電前残量目盛:■■□□□□□□□□□□(02)
充電前走行可能距離:26km
トリップ:391.8km(70.3km)
前充電スポットからの走行距離:70.3km

出発時刻:1624
充電後残量目盛:■■■■■■■■■■□□(10)
充電後走行可能距離:125km

塩尻ICに近いセルフのサービスステーション。EVの急速充電は受付で手続きをするとスタッフの方が操作してくれます。料金は無料。この時は1回目の充電でまだ目盛りが9つまでしか上がらず、再度充電したために少し時間がかかりました。

CHARGE:2回目

夕闇迫る甲府市内で2回目の充電

【DATA】
到着時刻:1748
場所:甲斐日産本店
充電前残量目盛:■■■■■□□□□□□□(05)
充電前走行可能距離:66km
トリップ:431.9km(110.4km)
前充電スポットからの走行距離:89.7km

出発時刻:1834
充電後残量目盛:■■■■■■■■■■□□(10)
充電後走行可能距離:155km

甲府市内の甲斐日産本店で復路2回目の充電です。塩尻からの途中、中央自動車道の最高地点を通過しました。電池残量が気になるので、早く最高地点を通過したいと思うのですが、エンジン車で走っている時は「諏訪SAを過ぎてすぐ」と思っていた最高地点がなかなか現れてくれません。EVで走っていると「走行する場所の風景や距離感に敏感になれる」ということを実感しました。

甲斐日産本店。まだお店は営業中だったので、525円を支払い係の方に充電していただきました。充電中、イベント参加者の石崎さんと遭遇。甲府周辺にはいくつかの急速充電器があるのですが、ICからのアクセスなどを考えると同じ充電器を選ぶ、というケースが多くなるようです。

ちなみに、この甲斐日産本店も最近急速充電が24時間可能になったとのこと。日産ディーラーさんの頑張りには感謝です。

CHARGE:3回目

手元が暗いので、コネクターの接続は慎重に

【DATA】
到着時刻:2005
場所:東京日産八王子店
充電前残量目盛:■■■□□□□□□□□□(03)
充電前走行可能距離:40km
トリップ:573.1km(251.6km)
前充電スポットからの走行距離:91.6km

出発時刻:2040
充電後残量目盛:■■■■■■■■■■□□(10)
充電後走行可能距離:129km

甲府から八王子までの道のりでは、途中で大きな峠を越えなきゃいけません。案の定、初狩PAの手前12kmあたり、目的地(東京日産八王子店)まで60kmを残して、日産リーフからは「目的地に到着できない可能性があります」というメッセージが出されました。

もちろん、下りになれば回生ブレーキが効くので心配ないことは計算済みですが、EVになれない方にとって、このメッセージはやはり不安になるでしょう。

さて、小仏トンネルの渋滞を越え、東京日産八王子店に到着したのはすでに夜。周囲にあまり照明はなく『EV QUICK』の看板が光り輝いて見えました。EVでロングドライブしていると、急速充電器の存在がまさに砂漠の中のオアシスのように感じます。

GOAL

かなりの余裕を残して事務局にゴール!

【DATA】
到着時刻:2127
場所:日本EVクラブ事務局(東京都世田谷区松原)
充電前残量目盛:■■■■■■■■□□□□(08)
充電前走行可能距離:104km
トリップ:609.7km(288.2km)
前充電スポットからの走行距離:36.6km

21時過ぎ、無事に東京到着。約300kmを3回の充電でクリアして、残り走行可能距離は100km以上の余力がありました。

つまり、EVクラブ事務局がある世田谷区と八王子くらいの移動なら、電池残量なんてほとんど気にせず使える、ということにもなるでしょう。

今回は中央道をいったん下りて充電する必要があったため、余裕をみながら3回の充電となりましたが、もし中央道のSAPAにすべからく急速充電器があれば、効率よく走って2回の充電で走りきることもできるでしょう。やはり、高速道路には早く急速充電器を設置してほしいと感じる旅でもありました。

取材・文/寄本好則(三軒茶屋ファクトリー

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