筑波最速EV選手権
概要
最高速200km/h以上のレーシングEVやスプリント専用コンバートEVによるタイムトライアル。最高速度計測もいます。EVレーサー「Formula EV X-01」のタイム「1分06秒928」に挑みます!
詳細
(1)トライアル内容
- 1台ずつ走行するタイムトライアル。コースを3?5周し、最速ラップタイムを競う。
- クラス別にターゲットタイムを設ける。また、最高速度計測を行う。
- ターゲットタイム:レーシングEV:1分00秒、コンバートEV:1分20秒、ERK:1分20秒、市販EV:1分25秒、市販燃料電池車:1分45秒
(2)参加車両
- クラスを1:レーシングEV、2:コンバートEV、3:ERK、4:市販EV(自動車メーカー製市販EV、マイクロEVを除く)、5:市販燃料電池車(自動車メーカー製)に分ける。
- JAF・EV指導要項に準ずるEVで、日本EVクラブ競技委員の審査に合格した車両。かつ、レーシングEVは、エンジンフォーミュラーカーに準じた安全な車両、コンバートEV、市販EVは、ロールバー等エンジン車N-1仕様に準ずる車両、ERKは、日本EVクラブRK車両規定に準ずる車両であること。鉛電池以外のERKの出場も認める。
(3)エントラント(ドライバー)
- 車両1台、ドライバー1名(コンバートEVディスタンスチャレンジ、 ERKジムカーナと重複して参加可能。その場合のバッテリー交換は可。充電は不可)。
- ドライバーは、サーキット走行経験者(レース経験者)に限る。
(4)賞典
- 各クラス1位を表彰。ターゲットタイムをクリアーした車両にクリアー賞。最速タイム車両に最速賞。
レポート
日本最速EVを目指したタイムトライアルで優勝したのは、日本EVクラブ製作の「フォーミュラEV X-01」。これまでの最速タイムを更新し、1分6秒045を記録しました。これには見物客もやんやの喝采。関係者も驚きの声を挙げていました。惜しくも2位だったのは、ERKのミツバ「EV328 type2」。その次もERKの「ZEK-03Li」と、ERKの速さを見せつけていました。また、世田谷教育委員会主催の中学生EV教室で製作した日本初の2人乗りEVフォーミュラカー、サイドバイサイドも出走し、好タイムをマークしました。
text:木野龍逸
写真レポート
レーシングEVクラス
Formula EV X-01 |
電気フォーミュラーカーSide by side |
ERKクラス
EV328 type2 |
ZEK-03 Li 赤 |
ADVAN-A |
雷神 |
ODELIC With COSMO KART |
風神 |
リザルト
レーシングEVクラス(Entry :2 Start :2)
Pos | No | Name | Team | CarName | Best Time | Lap | Gap | Ave. Km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 51 | 斎藤慎輔 | JEVC | Formula EV X-01 | 1'06.045 | 2/4 | 111.469 | |
2 | 53 | 鈴木 学 | 中学生EV教室2007 | 電気フォーミュラーカーSide by side | 1'12.449 | 4/4 | 6.404 | 101.616 |
ERKクラス(Entry :7 Start :6)
Pos | No | Name | Team | CarName | Best Time | Lap | Gap | Ave. Km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 45 | 小暮和重 | ミツバ | EV328 type2 | 1'06.984 | 2/3 | 109.907 | |
2 | 64 | 津々見友彦 | ジャーナリストト集合 | ZEK-03 Li 赤 | 1'08.702 | 2/3 | 1.718 | 107.158 |
3 | 62 | 未定 | 横浜ゴムシャインズAチーム | ADVAN-A | 1'10.852 | 2/3 | 3.868 | 103.907 |
4 | 60 | 今村祐一 | NECラミリオンエナジー | 雷神 | 1'20.724 | 3/3 | 13.740 | 91.200 |
5 | 40 | 伊藤雅人 | オーデリックウィズコスモ | ODELIC With COSMO KART | 1'29.927 | 2/3 | 22.943 | 81.866 |
61 | 片山敬治 | NECラミリオンエナジー | 風神 | 計測出来ず | ||||
65 | 三好秀昌 | ジャーナリスト集合 | ZEK-03 Li 黒 | 出走せず |