コンバートEV 1時間ディスタンスチャレンジ
概要
手作りのコンバートEV(電気自動車)が1周2kmのサーキットを、1時間で何周できるかに挑戦します。ホームストレッチ上にピットを設け、本来のピットロードからレースを観戦できます(今年は一時停止はありません!)。ドライバー人数は無制限(乗車人数による周回数の加算は無し)。「地球温暖化クイズ」による周回数加算など、独自のルールを設けたEVによる新しいモータースポーツです。
詳細
(1)トライアル内容
- 1周2kmのサーキットを、1時間で何周できるかを競う(今年は一時停止はありません)
- ドライバー人数は無制限。ただし、ピットイン5回以上を義務づけ、ピットストップ30秒以上停止(今年から)。
- (ドライバー人数による、周回数加算はありませんが、いっぱい乗せたで賞が新設されます。
- レース中のバッテリー交換、充電は禁止(レース中以外でも許可のない充電は禁止)
- 途中「地球温暖化クイズ」を行う。正解の場合は、周回数が加算される
- ピットはホームストレート上に設置する。ホームストレートの速度制限あり
(2)参加車両
- コンバートEV(市販エンジン車をEVに改造したもの)。
JAF・EVストックカー指導要項に準ずるEV(オープンカー以外は、ロールバーは不要)。 - モーター、バッテリーは自由。
ただし、DCブラシモーター以外(ex.ACモーター、DCブラシレス)は1周減算。
鉛バッテリー以外(ex.ニッケル水素バッテリー、リチウムイオンバッテリー等)は、電池の総電力量が9kWh以上は3周減算、9kWh未満は1周減算のハンディを設ける。
鉛バッテリーは、電池の総電力量が10kWh以上は1周減算のハンディを設け、10kWh未満は減算無しとする。 - ディスタンスチャレンジで使用できるバッテリーは1セットのみ(レース中の交換、充電禁止)
- 車両重量は、コンバート前の車両重量の1.5倍までとする。
(3)エントラント(ドライバー)
- 車両1台、ドライバー数は無制限(1名でも可)。ドライバー代表者は、日本EVクラブ会員に限る。
- ドライバーは、普通免許所有者(フェスティバルなどEVレースの参加者、サーキット走行経験者がのぞましい)。
- サーキット走行未経験者には、当日、コースガイドを行なう予定です。
(4)賞典
- 周回賞(周回数+クイズポイント):上位3位まで表彰。
- 実周回トップ賞:最も実周回数の多かったチームを表彰。
- いっぱい乗せたで賞:ドライバー人数(初乗りのみカウント)のもっとも多いチームを表彰。
エントリーリスト
エントリーリスト(PDFファイル24KB)
レポート
コンバートEV 1時間ディスタンスチャレンジ
ホームストレートにピットとピットレーンのスペースを作り、1時間耐久レースを行うのが「コンバートEV 1時間ディスタンスチャレンジ」。
今年は、初参加が6台、毎年参加してくれているチーム、7年ぶりに参加してくれたチームなど合計24台がエントリー、21台が出走しました。ベース車両は、軽自動車が半数以上を占めますが、フォルクスワーゲンバスや、ミニなどの外国車も増え、にぎやかなラインナップになりました。
レース展開は、ダイハツ有志チームのコペンEVがコンスタントに周回を重ね、過去最高の28周を走行する実力でレースを引っ張りました。しかしコペンEVは、モーターとバッテリーのハンディが4周あり、またピットロードの速度違反でマイナス5周のペナルティを受け順位を落としました。12台が20周を越えて周回する見ごたえのある展開となりました。ミゼットII EVR-2(ダイハツ有志チーム)が23周で優勝しました。
コンバートEV 1時間ディスタンスチャレンジは、レース参加者以外も楽しめる工夫をしています。今年も、和太鼓「宇宙」の生演奏で静かなEVレースに華を添えていただきました。また、試乗車に乗ってコースから観戦する「レース観戦遊覧車」は今年も大人気で、約100名が参加しました。
写真レポート
パドックの様子 |
パドックの様子 |
パドックの様子 |
|
スタート! |
BGMは和太鼓演奏 |
ストレート上がピットエリアです。 通常のピットロードは観戦エリア&ピットロードカフェになります。 |
観戦遊覧ハイブリッド車(後ろ)からも観戦出来ます |
ゴール! |
|
リザルト
リザルト(PDFファイル29KB)