何で手作りEVなんだろう?
何で手作りEVなんですか?
目的は様々だよね。一番の理由は、面白そうだからという好奇心なんだ。
次に、EVは欲しいけれど、市販のEVは高価であるということかな。
製作費はいくらぐらいですか?
お金の話をすると、一番手軽に手作りEVを作った人は、軽自動車を改造し、費用は数十万という例があるよ。モーターやコントローラーといった部品は、手作りEV先進国であるアメリカから購入し、バッテリーはディスカウントショップで購入するとか、中古を購入するなど、工夫を加えることで安くできるよ。
どうすれば安くできるのですか?
構想を頭で思い描いているうちは、より高性能にと考えてしまうので、部品代金はどんどんと高価になってしまう。そこで、再度、自分はなぜ手作りEVに挑戦するのかを思い出し、その目的に適った性能を目指すようにすれば安く作る方法に到達できるだろう。少なくとも、日本EVクラブには約60台の先輩が居るのですから、参考にできる例は十分に揃っているはずだよ。
みほりさんはどうしてあんまり性能のよくない手作りEVに乗るんですか?
僕がEVミゼットIIを手にしたのも、EVが欲しかったから!理由はそれだけなんだ。自動車ジャーナリストとして数々のEVに試乗し、電友一号でレースを戦い、EVの経験を積んで行く中で、やはり自分のEVが欲しくなったんだ。しかし市販のEVを見渡してみると、軽商用バンでは魅力に乏しく、乗用車タイプは高価過ぎるし、当時はまだ一般に市販されるかどうかもわからない状況だったんだ。
みほりさんがミゼットIIを作ったときのお話を聞かせてください!
ミゼットIIは、そのユニークなスタイルが気に入ったし、一人乗り(後に二人乗りも出たけれど)という割り切りがシティコミューターとして潔く、ピックアップトラックの荷台には荷物が載せられるのだから、個人にとって究極のマルチ・パーパス・ビークルともいえる。ミゼットIIで手作りEVを手に入れるという僕個人にとっての理由は、そのようにたくさんあったのだ。
ほしかったら自分で作っちゃえば良いんですよね!次回第4回は、「手作りEVを自分で所有していくというコト」について語ってもらうぞ!お楽しみに! -->第4回 『手作りEVを自分で所有していくというコト』