5月15日
今日はまず伊方原子力発電所に向かい、その後再度八幡浜ヘ、そこでフェリーに乗って九州は臼杵市に向かいます。
ホテルセンチュリーイトーさんで充電させてもらったEV-Aclass君は昨日最大の難関だった峠をもう一度越えて、今度は伊方原子力発電所に向かいます。満充電になっているEV-Aclass君にとって昨日の峠を登るのはたやすいことです。鼻歌交じりに登っていきます。伊方原発まではおよそ15km。峠があるので実際は20kmほどと考えながら峠を登ります。伊方原子力発電所は日本一細い岬である佐田岬の付け根に位置している四国唯一の原子力発電所です。もちろん原子力発電所のところまではいけませんので、ビジターズハウスの方へ向かいます。 ビジターズハウスは原子力発電所の仕組みをわかりやすく展示した建物です。とりあえずここで例によって充電をお願いしてみました。 なんと充電OKとのこと結構ビックリしてしまいました。(充電させてもらえないなと思っていたもので) さっそく玄関前で充電させてもらい、その間展示されているものを見ることにしました。 まず目にしたものが手動の発電機?! 書いてある説明を見るとスタートボタンを押してハンドルを30秒間グルグル回してください。とかいてあります。 となったら発電競争番外編の始まりです。 まずは古澤がチャレンジ。かなりがんばって発電します。瞬間の発電量は50Wくらいです。 グルグル グルグル グルグル 結果は55wh。(もし1時間同じことやっていたらね)
今度は薄井さんの番です。 グルグル グルグル グルグル 薄井さん、真っ赤になっています。 結果は47wh。
電気を作るのは大変です。EV-Aclassをフルに充電するには大体多く見積もって10000wh必要です。ということはEV-Aclass=200古澤発電です。そりゃたいへん。古澤一人が1時間がんばって作れる電気の量が50whなので200時間死に物狂いでがんばるかもしくは200人古澤並みの人を連れてきて1時間発電しなくてはいけません。たぶんEV-Aclassで動くより、歩いた方が断然早いです。EV-Aclass君はそれだけのエネルギーをいただきながら旅をしているということ、電気を作るのは大変だということが身にしみて分かりました。
その次は原子力発電の仕組みについて・・・いろいろ説明すると難しくなるのでここでは省きます。
次に展望台にあがって発電設備を見ました。今回は発電所の中とかは見学できなかったのであまり実感がわかないのですが、少しでも発電の仕組みに触れられたのはよかったです。正しい知識が無くてはいろんな判断がしにくいですから。
「電気を必要とする分、発電をしなくてはならない。」
あたりまえのことですが、考える言葉でもあると思います。電気は蓄えることが出来ないエネルギーでもありますので・・・。
さて、今度はもう一度八幡浜に向かいます。途中にある保内町あたりでお昼の時間になりますので、充電ネットワークを開拓しつつ、お昼を食べに行くことに。
保内町でちょうどサイクルショップがありました。ちょっと立ち止まってみます。(ジョルカブがおいてあったからでもあるけど)EV-Aclass君の充電を交渉してみると快くOKしてくれました。お店の中にある電動アシストサイクルについて保内町では坂が多いので使えそうなのでは尋ねると意外な答えが返ってきました。
「中途半端だね」
坂が多い町では使えると思っていたので意外です。そのわけを聞くと急な坂でもなく、距離もそんなに無いのでむしろ軽量の自転車の方が楽だということ。さらに市販されている電気自転車はいまいち使いづらい。使いづらかったら意味なしです。もちろん愛着のあるものや自分で作ったものだと違うとは思いますが・・・。 需要と供給の意識が食い違っているのかもしれません。
さて、今度は八幡浜に向かい今度はフェリーで九州は大分に向かいます。
フェリーに乗って臼杵市に向かって出航。(フェリーでコンセントを貸してもらって充電することは出来たのですが、やはり電圧が安定しないため今回は充電しませんでした。せっかく充電させてもらえたのですが残念です。) 今回2度のフェリーに乗って気づいたこと、それは貨物用のトレーラーなどはフェリーに乗っているときアイドリングしているということ。それは冷凍車ではアイドリングしていないと冷凍を保持できないから。(もちろん電源があれば冷凍車の保冷はできるのですが、なぜか火災が起きてしまう事故があったらしく使われていないとも聞きました。場所によって違うかもしれませんが・・・)フェリーの中で充満する排気ガス。ちょっと辛かったです。
さて臼杵市に着いて今夜の宿探し。いつものように駅を目指します。ビジネスホテルあわづさんというホテルを発見。充電もOKなので今夜の宿はここに決定。九州に入っての初めての充電です。
今日はまだこれから地図とにらめっこ。 明日はどこまでいけるでしょうか? それはタイミングとコンセントとEVの神様のみぞ知るといったところでしょうか。
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