2001年充電の旅 CHALLENGE & CHARGE

スペシャルレポート

EV-Aclassに旅先で何が起こっているのか。
旅先での「出会い」の報告です!

■TEXT:YORIMOTO YOSHONORI

EV-Aclassが東京をスタートして、気が付けばもう2週間以上が経過しました。この原稿を書いている4月25日の時点で現在地は那智勝浦。行く先々で、コンセントサポーターの方に歓迎していただきながら、ドライバーふたりは忙しいながらもハッピーな旅を続けているようです。

このホームページで募集しているコンセントサポーターが700名を突破しました。ご登録いただいたみなさん、本当にありがとうございます。コンセントサポーターは、EV-Aclassが旅先で充電させていただくという目的があるのはもちろんですが、それ以上にこの「冒険」の成果として、全国各地、できるだけ多くのみなさんがこの旅の主旨に賛同してくださった証しであることが重要だと考えています。すでにEV-Aclassが通過した地域の方や、コースからは外れていまいそうなエリアの方の登録も大歓迎です。

目標は2001人

「環境と豊かな人間生活の共存を考え、自分で何か行動しよう」というわれわれの呼びかけに賛同してくださる方は、どうぞ臆することなくご登録ください。後から「バッテリー買いませんか?」なんてダイレクトメールが行くことは絶対にありません。あ、もしかすると、2001年充電の旅が終わった後も、日本EVクラブ会員のEVが旅するときに充電のお願いをさせていただくことはあるかも知れませんが。

さて、4月17日にEV-Aclassが通過した愛知県。日本EVクラブ愛知の井戸田さんから、そのときの写真が届きました。サポーターの元を訪ねたEV-Aclassにいったい何が起こっているのか。少しご紹介したいと思います。ただ、井戸田さんはEVクラブ会員の中でもとりわけお熱いお方。市役所や県庁をも席巻したこのレポートのようなケースは、そうあちらこちらで出くわすわけではないとは思いますけどね。

到着を待つ間「EV-Aclassのトミカを使った改装教室を開いて遊びました」とのこと。マスクの人は川村靖さん。その向こうが水田恭二sん。茶のシャツの人は伊藤敏修さん。女性が波多野美代子さんだそうです。みなさんそれぞれ私用を投げ出して集まってくださいました。
誰に頼まれたわけでなく、自分たちのアイデアでいろんな「歓迎」や「サポート」を考えてくださるEVクラブ愛知のみなさん。そのパワーが、なによりもドライバーを勇気づけてくれることでしょう。
で、EV-Aclassのトミカって?


これが噂のEV-Aclassトミカだ!

コンセントサポーターにも登録をいただいた春日井市のレストラン『カントリーキッチン』に到着したEV-Aclass。クルマの充電とともに、ドライバーのお腹も充電させていただいたようです。

コンセントサポーターとの出会い。

先日、このホームページの現在地や充電ポイント更新システムの打ち合わせもあって、伊勢に到着したドライバーの元へ激励に行って来ました。東京からクルマで行ったのですが、現地に到着したのは午後11時。ずいぶん遅くなってしまったにもかかわらず、ドライバーふたりは、サポーター登録してくださった『つきよみ食堂』で、伊勢で出会った人たちと盛り上がっていたのです。

集まっていたメンバーは、つきよみ食堂のご主人と奥さん、これまたコンセントサポーター登録してくれて、伊勢を出発したEV-Aclassが峠越えするのを心配して仕事そっちのけで伴走までしてくださった『RINBAオヤジ』さんと、その友人のミナミさん。たまたまEV-AclassがRINBAさんのお店(アジアン雑貨店)を訪問したときにお店に来ていた市内のホテル勤務のおねえさんとそのお友達。さらに、EVクラブメンバーの小林さんまでが、愛知県豊田市からプリウスで駆けつけてくれていました。われわれが到着したときには「主婦なので」すでに帰宅された後でしたが、伊勢タウン情報サイトを主宰する川端さんも、ついさっきまでいらしたとのこと。

伊勢のみなさんとドライバーはもちろん初対面。それなのに、宴の席はすっかりうち解けムード。遅れていったわれわれも、なんとか場の空気になじもうと、テンションを上げるのが大変でした。

ちょっと話が愛知からそれてしまいましたが、不思議なのは「ただの若者」に過ぎないドライバーふたりを、それぞれの町でしっかりとした暮らしを築いているみなさんが、どうしてこれほどまでに歓迎してくださるのかということです。クルマで日本一周なんて、冒険としては今どき珍しくもなんともないでしょう。そのクルマがEVだから? EVだってもう珍しくありません。トヨタはRAV4EVとか市販してますし。愛知の写真を見ていて、また、自分自身が体験した伊勢のみなさんとの出会いを通じて感じるのは、サポーターのみなさん自身が、この旅に参加してくださっているということです。EV-Aclassを取り巻く人々が、出会った瞬間「同士」になっちゃってるんですね。

コンセントサポーターのみなさんには、できるだけEV-Aclassに同乗していただいています(運転は日本EVクラブ会員に限定させていただいています)。見るのはもう珍しくないEVですが、乗るのは初めてという方がほとんどで、ゴルフ場のカート程度に思っていたEVが「実用的」に走る感覚に、みなさんとても驚いています。こればっかりは、実際に体験していただくしかないのですが「なんだちゃんと走るぢゃん」という感覚や、信号待ちで隣り合わせたトラックが吐き出す排気ガスの臭いやアイドリング音が際だって五感に響く感覚は、今まで「当たり前」と思っていた何かを突き崩してくれるんです。

私は、このホームページの中でくどいほどコンセントサポーターへの多くの方のご登録をお願いしていますが、県庁訪問をアテンドしたり、宴を開いて歓迎したりなんてことは、あくまでも「特別」なこと。コンセントサポーターのみなさんに「お宅は何してくれるの?」なんてことは申しません。ただ、EV-Aclassが走る様、充電する様を実際にご自分の目で確かめてみてください。コンセントサポーターに登録し、このホームページでEV-Aclassの旅を見守ってみてください。

全国各地でサポーターさんとの出会いを重ね、有意義な経験を積んでいくドライバーたち。かつて、未知の国へ向けて海を越えた宣教師のように、歴史に名を刻んで欲しいものです。

ドライバーに替わり、春日井市役所ごみ減量推進課の森川利博課長の質問に答える日本EVクラブ会員の小林さん(右側)。
20日の夜には、HP編集部がドライバーの激励に行った伊勢の夜に駆けつけてもくださいました。あの日の夜、小林さんと面識のなかった私は最後まで小林さんは伊勢のみなさんの関係者だと勘違いしておりました。失礼しました。ごめんなさい。


名古屋市役所に到着したEV-Aclass。古澤を取り囲む美女は誰なんだ?
(名古屋市環境局公害総合監視センターのみなさんだそうです。。。)

春日井市に到着したEV-Aclassが取材のみなさんに囲まれました。黄緑の上着の女性は春日井ケーブルTVの方。その奥の男性が、朝日新聞社の高山顕治記者。水色のシャツの男性が、春日井市広報公聴課の稲垣勝彦さん。その奥の背の高い人が中日新聞の記事を書いた佐久間光紀記者ということです。自称あがり症で面接も落ちた古澤クン。この写真でもまだまだ緊張してるのがわかります。だって、右足の姿勢がなんか変だもの。シャツよれてるし。。
春日井市役所では、たまたま通りかかった市議会議員さんも興味深げに充電風景をのぞいて行ったそうです。
普通ならガソリン給油口の部分が充電コードの差し込み口になっているEV-Aclass。たしかに、かなり不思議な光景です。この旅を通じて、できるだけ多くのみなさんにも、EVの現実に目を向けていただくことができればいいですねぇ。
愛知県庁に到着したEV-Aclass。派手なクルマが、クラシックで格調高い県庁の建物にはえてます。

県庁で充電させていただく間、応接室でアイスコーヒーとピーナッツをいただいたとのこと。
対応してくださったのは愛知県環境部大気環境課の宇津木悟主任主査、神谷真司技師、金澤誠主事の3人。
あまりにも公式の場に、Tシャツ重ね着姿の古澤クンや、ヒゲがチャームポイントの薄井クンの姿がちょっと笑える。別れ際には、毎年9月に開催している日本EVフェスティバルのパンフレットまで渡してきた。でも、古澤クンあたり、県庁なんて名のつく場所に入るのも初めてだったりしないのかなぁ?

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