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 コンバートEV 1時間ディスタンスチャレンジ

 手作りのコンバートEVが1周2kmのサーキットを、1時間で何周できるかに挑戦します。ドライバー人数は無制限、1周毎に必ず一時停止など、単なる耐久チャレンジではありません。2003年の74分から1時間に短縮、乗車人数加算も変更。さらに楽しさをましています。

  • トライアル内容
    • 1周2kmのサーキットを、1時間で何周できるかを競う(ただし、1周毎に必ず一時停止)。 
    • ドライバー人数は無制限。乗車したドライバー人数(初乗りのみ)が、7-9名の場合は1周加算、10-14名の場合はさらに2周加算(合計3周加算)、15人以上の場合はさらに2周加算(合計5周加算)する
    • ピットイン5回以上を義務づけ、ピットストップ1分以上停止。レース中のバッテリー交換、充電は禁止。
    • チャレンジEVミゼットII第4戦を兼ねる。
  • 参加車両
    • コンバートEV(市販エンジン車をEVに改造したもの)。
    • モーター、バッテリーは自由。ただし、高性能モーター(AC、DCブラシレス等)は周回数から1周減算。鉛バッテリー以外のニッケル水素等高性能バッテリーは周回数から3周減算のハンディを設ける。
    • ディスタンスチャレンジで使用できるバッテリーは1セットのみ。
  • エントラント(ドライバー)
    • 車両1台、ドライバー数は無制限(1名でも可)。ドライバー代表者は日本EVクラブ会員に限る。
  • 賞典
    • 総合賞:上位3位まで表彰
    • クラス賞:軽自動車クラスを除く車両の中で最も上位の車両を表彰
    • チャレンジEVミゼットII第4戦 上位3位まで表彰
 ホームストレートにピットとピットレーンのスペースを作り、独自のルールで1時間耐久レースを行うのが「コンバートEV1時間ディスタンスチャレンジ」。
その内容は
  1. スタート8分前の合図は、「ベートーヴェンの運命」。これが流れるとチーム メンバーはスタートの準備に入ります。
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  3. スタートは変則ル・マン方式。スタートフラッグが降られたら、チームメンバ ーが車に走り寄り、オフィシャルとじゃんけんをして勝ったらスタートです。
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  5. 毎周ゴールライン手前で一時停止し周回ステッカーを貼ってもらいます。ここ では1位から3位までの車両には順位表示の風船が付けられ、4位以下には順位を書き込みます。走っている車両の順位が一目でわかります。
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  7. ドライバー人数は無制限で乗車人数に応じて、周回数を加算します。今年は7人 目で1周加算、10人目で2周加算、15人目で2周加算(最大5周加算)しました。
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  9. BGMはベートーヴェンの「運命」と「田園」、チェッカー後3分以内にチェッカーを 受けないと完走扱いにならないのですが、その3分間には、ビートルズの 「ハロー・グッバイ」を流しました。EVならでは、音楽を聞きながらのレースです。

 ドライバー人数による周回数が加算される後半に入るとレースは混とんとしてき ました。トップ争いから1周抜き出て23周を記録したゼッケン3番のKP号が見事優勝、 2位から5位までの4台が22周というデットヒートが繰り広げられました。ドライバー 15人が乗車した12番EV85トレノは小型自動車クラスで優勝しました。



スタートは変則ル・マン方式

オフィシャルとじゃんけんをして勝ったチームからスタートです

ゴールライン手前の一時停止ポイント
ここで周回ステッカーを貼り、順位を書き込みます。

順位表示の風船は上位3台に取りつけます。
1位青、2位黄色、3位赤。

コース上のピットレーンは追い越し禁止です。

ラップボードによりリアルタイムで順位が分かります。

レース観覧車のアルファードハイブリッドも好評でした。レース車に混じってコースを走ります。

ゴール!チェッカー後、BGMでビートルズの 「ハロー・グッバイ」流れている3分以内にゴールしなければなりません。

表彰式。この頃には今年も日落ちていました。
お疲れ様でした。

優勝した「KPレーシングチーム」KP号

KP号コンバート1時間ディスタンスチャレンジを制したのは、ミゼットIIを2台もエントリーしている「KPレーシングチーム」のゼッケン3、KP号でした。

優勝したKPレーシングチーム島崎さんの喜びの声

今回から私、島崎忍がKPチームのカントクに就任しました。
就任早々、いきなり優勝してしまいこれまでのドライバーとしての楽しさだけでなくカントクとして勝つ楽しさも存分に味わうことが出来ました。来シーズンの目標は、今年入社した新入社員をEVクラブのイベントに誘って一緒にレースの楽しさを多くの社員に知ってもらうことです。
また、ライバルチームの応援ドライバーにKPチームの車に乗ってもらいレースをもりあげていければ良いと思っています。(新カントク 島崎 忍)






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