3月14日
練馬の車検場で今日はEV-Aclassの車検をします。午後1時からの予約です。
書類申請
まずは書類の確認。昨日のうちに代書やさんに頼んで、車検のための書類を作ってもらいました。さて、書類はきちんと用意されているので大丈夫。
次は予約の確認。予約番号を確認して、書類を提出しようと思ったら、手数料の印紙がないとのこと。隣の建物にいって買ってこないといけない。手数料などの印紙を書類に貼って提出。今度こそと思いきや今度は自賠責保険の期間が短すぎるとのこと。また隣の建物へ行くことに。他にもあっち行ってこっち行って・・・。実は、練馬の車検場での改造EVの登録は初めてで、係官の方と一緒に考えながら、やっと書類を提出。ポンポンと判子を押してもらってこれでOK。やっとラインに進めるぞ。
車検ライン
次にラインに進みます。基本的には普通と変わらず車検ラインへ。まずは改造後の重量を計測。1340kgと少しおでぶちゃんになったEV-Aclass。でも前後重量の比は50:50と理想的。レースもいけそうです。その次は他の検査車輌に混じって、通常の車検ラインを通します。ブレーキ、スピード、サイドスリップ、光軸全部異常なし。その次は下回りに進みます。そこで下回りを見ている検査官から「やっぱり電気自動車なんだ。」という一言。そういや、外から見てもぜんぜんガソリン車と区別つかないものね。最後の排気ガス検査は排気ガスが出ないのでパス。検査項目はひとつ減るのですね。
打刻
ラインも無事に終了。次は原動機の打刻になります。載せモーターには打刻されたナンバーというものがありません。これが無いと車検証に記載できないので、それではナンバーを刻み込むことに。検査官の方からモーターにカンカンカンとナンバーを刻んでもらいました。これで世の中にひとつだけの型式のモーターになりました。
車検証の発行
すべての検査が終わって後は車検証の発行を待つだけ。ふと時計を見るともう4時になっています。もうすぐ登録業務が終わってしまいます。急いで書類を提出。車検証の発行を待ちます。車検証には構造の変更点がづらりと記載。車検証の備考欄がこんなに書かれるとはびっくりです。ちなみに10年排ガス規制は無くなっていました。車検が終わって 車検が無事終わってほっと一息ついていると、車検場の検査の方が電気自動車について色々と質問。
「どのくらい走れるの?」 「スピードはどのくらい出るの?」 「重さはどのくらい?」 「エンジンルームすっきりしているね。」 「これ燃料電池のベンツ?」
他にも整備工場の方らしい人なども手作りの電気自動車ということで関心があったようで色々とお話しました。最後に旅の話をしたら「頑張ってください!」と、にこやかに見送ってくれました。
今日思ったこと
車検場の検査車輌がすべて電気自動車になったら音楽が流れていてほしいな。
(古澤)
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舘内端コメント
車検とは、試験のことでもある。試験は学校のそれも運転免許のそれも全部嫌いな私は、朝から不機嫌。おまけに3月とあって、車検場は大混雑。殺気立って、われ先にと列に並ぶ。改造EVのベテランではあるが、それでもハラハラドキドキ。そうした中、車検場の係官の人たちの親切な対応に心温まる思いがした。ハードルをまたひとつクリアーしたEV・Aクラスは、これで無事に旅に出発できそうだ。しかし、旅の前途を思うと、まだまだ気持ちをゆるめるわけには行かない。EV・Aクラスに幸多きことを願う。
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