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 コンバートEV 74分ディスタンスチャレンジ

レポート
 EVフェスティバルのメインイベント「コンバートEV74分ディスタンスチャレンジ」。74分とはベートーベンの「交響曲第九番ニ短調作品125<合唱>」の演奏時間。演奏が始まるとスタート、合唱で盛り上がる頃が終盤、演奏が終わるとゴールです。EVだからできる世界初の合唱付き74分レースで何周出来るかを競います。EV FOR ALL、NEW MOTORSPORTがテーマです。
 参加車両23台、ドライバー総数152人以上でした。なぜこんなにドライバー人数が多いかというと、このレースの最大の特徴がドライバー人数が無制限で、乗った人数が多いほど周回数を稼げるからです(ドライバー人数(その車に初めて乗った人数)×2周が実周回数に加えられます)。バッテリーを沢山積み、速く長く走れば勝てるレースではなく、作戦をいかにうまく立てるかが勝敗の鍵を握ります。
 ドライバー人数をを少なくして周回を稼ぐチームとドライバー人数を増やして周回を稼ぐチームと作戦は二通りに分かれましたが、優勝は後者を選択し19人も乗せたTeam EVmeltecのメルテックEVミゼットIIでした。惜しかったのがJ's Tipo RacingのJ's Tipo EVミゼットIIで3位を走行していましたがチェッカー後3分以内にゴール出来ずに失格となり、チャレンジEV midget IIシリーズ戦のトップの座も明け渡す事になってしまいました。(岩渕)
フォトレポート

ピットで出走前の準備、車検をします。

スタート前にコースを初めて走る方の為のガイドと、燃料電池車試乗会が行われました。

本来のピットは横浜ゴム(株)協賛のDNAカフェとして観客席になっています。

スタート直前の様子、スタートは変則ルマン式スタートです。スタートの合図でコースの反対側からチームの人が走ってきてオフィシャルとジャンケンをし勝った後スタートできます。

スタート!
スタートの前に予行練習をした所、本当のスタートと勘違いしたチームが全開でヘアピンまで向かって行ってしまいました。この一周がなければというチームもあったようです・・・。

スタート直後の様子。

スタート直後の1コーナー。


 

 スタートしホームストレートまで戻ってくるとチェックポイントで全車一時停止します(写真奥のジムニーの所)。

チェックポイントで周回数シール(青)を窓ガラスに貼ってもらいます。周回数シール(青・赤)の枚数が多いチームが優勝です。

チェックポイントの横に立てられた大きなラップボードに周回を表示しました、これを見ると一目で順位が分かるようになっています。

見た目に順位を分かりやすくする為に、1-3位までのチームに風船を取り付け(青色の風船が付いた車両はその時点の一位です)、4位以下のチームにはプレートに順位を書き込みました。

 チェックポイントを過ぎるとホームストレート上に設けられたピットレーンに入ります、スタンド前の直線はすべてピットゾーンで追い抜き追い越しは禁止です。
 ピットに入る場合最低1分間の停止時間が義務づけられています。また、最低5回のピットインが義務づけられています。
 今回の最大の特徴は初乗り得点です。初めてそのEVに乗るドライバーは2周分の周回シール(赤)を貼れます、2度目の乗車では貼れません。例えば20名のドライバーを擁するチームは、20名が乗ると40周加算されます。ドライバーはERKのチームや他のチームから連れて来てもよいので、レース中にドライバーをスカウトする光景が見られました。
ピットアウト。

レース中にハイブリッド車での観戦ツアーも行われました。

ベートーベンの演奏に合わせてゴールです。トップでチェッカーを受けたのはNo.16/メルテックEVミゼットIIでした。

表彰式の様子。あたりはもう暗くなっていました。長い間お疲れ様でした。

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