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20世紀はくさくてうるさい。

2013年9月21日。

EVスーパーセブンのベース車両をお世話していただいた、群馬県高崎市の『ケントスピード』さんへお披露目に行ってきました。当たり前と言えば当たり前ですが、ケントスピードのガレージには、セブンはもちろん、エリーゼとかのロータス車がずらり。のどかな田園風景の中に建つ、緑と黄色のカラーリングが鮮やかなファクトリー。とても「幸せ」な空間です。

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迎えてくださったのは、社長の塚原さんをはじめ、メカニックの佐藤さん、営業担当の町田さん。旅用ステッカーのおめかしも終わったEVスーパーセブンの「感触」を確かめていただくつもりで伺ったのですが、さすがに日本屈指のロータスファクトリー。試乗を終えた塚原さんが次々と足回り調整などの指示を出し、佐藤さんがチューンアップ。

エンジン車だろうがEVだろうが、クルマにとって足回りってのは大切で。調整を終えたセブンは、別のクルマに生まれ変わったようです。

さらに、シートが邪魔して装着しづらかったシートベルトのステーを調整していただいたり、幌の装着のコツを教えていただいたりして。旅のスタートを間近に控え、実り多い一日となりました。

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ちなみに、EVスーパーセブンを整備したガレージのスペースに置かれていたのは『エキシージ』。ちょこっと移動するだけでも、しびれるようなエンジン音が響いてました。やっぱ、エンジンもいいですねぇ。
こういうすばらしいエンジン車を、これからも末永く楽しむために、EV普及は重要な課題です。

ともあれ。

この日は三連休初日。午前中の関越道下り線で事故があったようで、練馬で関越に乗ってから高崎で下りるまで、高速道路上はほぼ全線の渋滞状態。炎天下、苦行のような片道約110kmになりました。

さらに、もちろん帰りの高速も渋滞してて。練馬からEVクラブ事務局がある世田谷区松原を目指す環八も、ねっとり渋滞してました。

ま、雨が降るよりマシだけど。

田園風景の中を駆け抜けるには快適この上ないEVスーパーセブンですが、車高が低くて大型のトラックは運転席から腹が見える状態。渋滞の中を走ると最低の気分になります。

環八、荻窪のトンネルでは、前後と右を大型車に挟まれました。

フルオープンで、音が静かなEVスーパーセブンで走っていると、世間に渦巻く音や臭いに敏感になれます。敏感になった五感を包み込む、トラックの貧乏揺すりみたいなアイドリング音と排気ガスの臭い。。。信号待ちで先頭になったとき、すぐそばに並ぶバイクの音もすごくうるさい。

つくづく。

20世紀ってのは、臭くてうるさい時代だったんだなぁ、と痛感。

エンジンかEVかなんてことはさておいても、21世紀のモビリティは、もっと、ちゃんと進化しなきゃダメ、と感じたのでした。

関越料金所を過ぎてもねっとり続く渋滞の中の一枚。ぶれぶれで最低の気分を表現してみた。。。

SAで充電中「すげえ、ケータハムじゃん」と駆け寄ってきてくれた男の子。君がすごいぞ!

「こりゃどうも、世界一快適なスーパーセブンだな」と、試乗の驚きを語るケントスピードのみなさんの図。

渋滞の中、ちょっと流れた時にオイタで撮った一枚。この視点の低さはスーパーセブンならではの写真、ですよね。


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