中学生たちに、グッドラック!
休屋で充電を終え、八戸に向けて出発。その前に、瞰湖台という展望台で、十和田湖の眺めを楽しむことにする。
瞰湖台へ向かう道中は、森の中を駆け上がる道が気持ちいい。が、クルマと風景を一緒に撮影できる場所、と湖畔で尋ねて瞰湖台を選んだのだが、到着してみると展望台へは歩いてしか行けず、クルマを入れるのは無理。
ちょっと失敗、ではあったが、そんな小さな失敗を帳消しにする出会いが待っていた。
と、いうのは。
展望台の入り口に、なにやら机を構え、EVスーパーセブンを見つめながらざわついている一団が。。
この日、十和田市立三本木中学校3年生の「学年レク」として「十和田湖ウォーキング」を行っている、とのこと。「奥入瀬渓流から休屋まで、約20kmを歩く」と、学年主任の青木則明先生(技術担当)が教えてくださった。この瞰湖台は、生徒が通過したことを確認するチェックポイントになっていたというわけだ。
そうこうするうちに、体育ジャージ姿の男の子たちがやってきた。
遠くから「おお、日本一周してるヤツ」とか、「ニュースでやってたクルマだ」とかの声が聞こえる。
学校行事中で迷惑かな、とも思ったが、せっかくなので記念撮影。
続々とやってくる生徒くんたちや、行事の手伝いに参加していた生徒のお母さんも盛り上がり、しばし、EVスーパーセブンとの撮影タイム、となったのだった。
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何組かの生徒と写真を撮って。でも、全員の通過を待つわけににもいかず。
先生やお母さんたちにお礼を言って出発。
瞰湖台から下る道を走っていると、さっき、一緒に記念撮影をした生徒たちが歩いていた。
ひとりの生徒がEVスーパーセブンが坂道を下りてきたことに気付くと、6人ほどのグループが右車線に列を作って、手を振りながら見送ってくれた。
と。
中の一人が「ぐっどらーっく!」と大きな声で応援してくれたのが印象的だった。
三本木中学校3年生のみなさん。
奥入瀬、十和田湖。こんなにすばらしい風景の中で中学時代を過ごせるキミたちは幸せ者だ。
むしろ、私のほうからキミたちの未来に「ぐっどらっく!」を贈りたい、と思う。
にしても。
視点が低くて、静かなEVスーパーセブン。なんというか、マラソンしながら沿道の人にニャーをサービスする猫ひろしになった気分。クルマに乗ったままでも、コミュニケーションがとりやすい!
昨日はこちらにとっても素敵なサプライズとなりました。おかげさまで生徒全員、怪我や事故もなく無事にゴールすることができました。
今回の十和田湖ウォークは、保護者の方が「子供たちに一生の思い出になる素敵な体験をさせたい」という思いから実現しました。20kmは短い距離ではありませんが、生徒の楽しそうな顔、目標タイムをクリアしようと一生懸命走る姿、仲間を励まし支え合う姿、その全てが生徒にとっても、保護者にとっても、私たち教師にとってもよい思い出になりました。
この先まだまだ長い道のりですが、素敵なEVの旅になることをお祈りしています。 good luck
十和田市立三本木中学校
3学年主任 青木 則明
ありがとうございます!