残念な、瀬戸大橋
香川県庁訪問の約束時間があったので、栗林公園では15分ほどしか充電しなかった。充電率は65%くらいになっていたが、次の目的地は岡山県。瀬戸大橋を渡り切るには少し心もとない。
ので。
高松市内でもう一度充電しておくことにした。
【日産プリンス香川販売 高松店】
前充電地点からの走行距離:9.8km 旅の総走行距離:4186.4km
ディーラーは定休日だが、急速充電器は24時間利用可能だ。
が。
充電用のスペースには、1台のリーフが停まって充電中。
運転席の方に会釈しながら充電器の液晶を確認すると、すでに92%も充電済み。そんなに時間はかからないだろうと判断して、充電待ちだ。
内心、もう92%も入ってるんだから順番譲ってちょーだいよ、と思いつつ。10分ほどすると、コトンと充電が終了する音がして。
でも、さらに数分。
動く気配がないリーフに近づいてみようとすると、運転席のドアが開いて「充電するの?」とおじさんが言う。
えええっ?
当たり前でしょ。
それ以外に、何の用事があって定休日のディーラーの駐車場に来て、土砂降りの中、軒下で雨宿りしながら待ってると思ってたんだろう?
と内心では思ったが。。。
なるほど。
リーフのすぐ横に停めたのはスーパーセブン。
大きく「電気自動車」と書いたステッカーを貼ってはいるが、そのステッカーがクルマから下りなくても運転席から見えやすいようにわざわざ駐車枠を無視した横向きで停めておいたけど、まさか充電するとは思えなかったおじさんに罪はない。
それにしても、これからEVがどんどん増えてくると、全国各地で急速充電待ちのトラブルが続発するだろうことは想像に難くない。
全国共通のルールや仕組みを作ろうとしてもなかなかうまくいかないだろう。
山下うどんを見習って、逆に「使う人に任せるからね」的な張り紙でもしておいて、日本人ならではのモラルを発揮してもらうのが最善の方法である、気がする。
ともあれ。
めでたく充電開始。20分ほどで90%まで充電できた。
と。
駐車場を出るときに、おそらくは充電にやっていたリーフのタクシーと入れ違った。商売で使っているEVを、定休日のディーラーで、無料で充電するのもいかがなものか、とは思う。
電欠してしまうとタクシーといえども動けなくなってしまうから、やむを得ないことではあるのだが。。。
それなりに、タクシー会社が電気料金などを負担する仕組みは作っておく方がよいのではないかと、大きなお世話で思うのだ。
で。
いよいよ瀬戸大橋。
今日は、徳島から香川、岡山、広島、さらには愛媛県まで移動しつつ、瀬戸内海をあっちとこっちへ2回も横断するルート。
旅の計画を立てるときには、全国屈指の絶景ルートとして期待していた。
のに。
ひどい雨。
瀬戸大橋を走りながら眺める風景は、残念なことになってしまった。
くぅ。
まさに、涙雨。
お疲れ様です。
1台の急速充電器の周囲に2つ以上の車室を配置するとか(車の入れ替えの数分が節約できる)
野球でのネクストバッターズサークルみたいな待機場所とか
充電完了または(30分間程度の)充電終了が確認できたら次の車の人がコネクタを繋ぎ直してもOKなルールとか
前の車が終わったら、前の車の人が、ドライバーが車を離れている次の車の充電を開始して立ち去るルールとか
実現すれば良いなと思いました。