夕暮れ四万十写真集
四万十沿岸の道を走る頃には、すでに夕闇がひたひたと迫る時間になってきた。
なにはともあれ。
四万十の風物詩的風景で知られている「沈下橋」で、EVスーパーセブンの勇姿を撮影したい。
たぶん、最も下流にある「佐田」という集落の沈下橋で写真を撮とうとしていると。津々見さんとEVスーパーセブンが観光で来ていた人たちに囲まれてしまった。
あちゃあ、時間がないのに、とも思ったが。
一団の中のお一人のお宅で、ミニキャブMiEVを使っている、とのこと。
ほほお。
EV先進国の日本でも、EVの普及率はまだまだそんなに高くない。でも、こうして旅をしていると、あちこちでまだ見ぬEVオーナーの方々と出会えるようになってきた。
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四万十川に沿って走る国道441号は、クルマがすれ違うのも難しいタイトなワインディングが続く。
もっともっと写真を撮りたかったが、以前、一度訪れたことがある西土佐あたりまで、夕方の光が残っているうちにたどり着きたい、とひたすら走る。
が。
残念ながら、西土佐の入り口にある『いわき食堂』まで来たあたりで、空はすっかり暗くなってしまった。
しょうがない。
この『いわき食堂』は、四万十川の川漁師さんが獲る天然うなぎを食べさせてくれる店。
本当は、うなぎを食べたいなら事前に電話して予約しておくべきなのだが、女将さんに聞いてみると「二人前ならなんとかできる」ということで。
もう先を急ぐのはあきらめて、ここで早めの夕食を済ませることにした。
四万十のうなぎ漁の最盛期はお盆前。
少し時期が外れた天然うなぎはこぶりだったが、いうまでもなく、美味かった。
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