第1回日本グランプリ仲間
宇和島から八幡浜に到着。フェリー乗り場まで、八幡浜在住の津々見さんの旧友である西園寺交作さんが迎えてくださった。
西園寺さんは、第1回日本グランプリで津々見さんと同じレースで戦ったドライバー仲間、ということだ。
当時のレーサー仲間の方々は今でも時々集まる機会(最近も、日本グランプリ50周年のイベントで鈴鹿に集結したらしい)があって、旧交を温めていらっしゃるという。
フェリー乗り場に隣接した道の駅で待ち合わせ。まず、西園寺さんの奥さんが出店しているというイベント市場へ。
西園寺さんの本業は農園経営。最近は無農薬のブルーベリー栽培に力を入れていて、日本ブルーベリー協会の理事も務めていらっしゃる。
港近くの「新町ドーム」で開催されていたのは『テヤテヤ よろずマーケット』。「たしかな目ネットワーク」という市民団体が主催している朝市イベントで、もう数年間続いているという。
この日は「halloween party 2013」と題して、子どもたちの仮装大会。
われわれが訪れたのはお昼ごろだったから大会はすでに佳境を迎え、ベストパフォーマーの表彰が行われるところだった。
うーん、楽しそう。
で。
津々見さんが西園寺さんの農園で栽培された無農薬のブルーベリーを買って、西園寺さんからはこれも農園で採れたミカンをお土産にいただいた。
さらに。
ぜひ見ていってほしい、ということで、西園寺さんのご自宅近くにある『日土小学校』へ。
なんでも歴史ある建物ということだったが、遠目にはガラス張りの近代的な建物に見える。
あれ? と思いつつ、西園寺さんの案内で日曜日の校庭に入ってみると。。。
おお。外壁を埋めるガラス窓はすべて木製。窓の内側に構造を支える柱を隠し、外壁がきれいなガラス張りに見えるように工夫された建築だったのだ。
一度は取り壊しが決まりそうになったが、西園寺さんも参加した市民ネットワークの反対運動が実って修復と保存が決定。2012年11月には国の重要文化財に指定されたという。
今も現役の小学校だから一般公開はされていないが、夏休みなどの長期休暇中には市が主催する「見学会」が開かれるらしい。
それにしても。
こんなに素敵な、すぐ裏手に川が流れる自然豊かな景色の中で、国宝級の校舎で学べる小学生たちは幸せだ。
快晴の青空を映して輝く校舎を見上げつつ。
壊さずに守る、という選択の大切さを思い知る。
日土小学校には、八幡浜新聞社の松井一浩記者が取材に来てくださった。
ありがとうございました。
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