熊本支部で点検整備
熊本への道を急いだことには理由があった。
日本EVクラブの熱心なメンバーで、隗よりはじめよの精神を実践して、日本EVクラブ九州くまもと支部を立ち上げた熊西(ゆうせい)オートさんで、EVスーパーセブンの整備をするためだ。
八代市から熊本市に到着。さっそく、熊西オートを訪れた。
迎えてくれたのは、社長の上田信博さんと、奥様の上田照美さん。
上田さん夫婦、というか、熊西オートさんが日本EVクラブに入会したのは、「これから、EVの時代が必ず来る」と感じたのがきっかけだった。
「排ガス規制の時に、対応することの大変さが身にしみた。少しでも早く、EVに取り組んでおこう」という思いだったという。
2001年充電の旅では、EV『Aクラス』と、薄井君&古澤君のドライバーを熱烈歓迎。
当時、EVクラブが催していた『コンバートEV手作り教室』が首都圏でしか開催されないのに業を煮やして、「隗よりはじめよ。自分たちで開いちゃったらどうですか」という、薄井君のひと言から、九州独自の活動が広がっていったという。
奥さんの照美さんはとてもエネルギッシュな方で、最近も九州で開催されたシンポジウムに参加したとき「大学教授の先生が、噂には聞いてましたって、会場に来て真っ先に私のところへ挨拶にきてくれたんよ」というほどのご活躍。
熊西オート、そして照美さんは、今年で11回目の開催になるという『エコ電レース』(乾電池で走るカートのイベント)の発起人であり、キーパーソンでもある。
信博さんは、飾らぬ言葉で、理知的に、フランクにEVについて語るのが印象的。
「少し前から考えれば市販EVはすばらしいクルマになったけど、まだ、買い方を間違うと不満を感じてしまう人も多いけんね。間違うことがないようにアドバイスできる案内人になりたかよ」と信博さん。
ともに。
個性的ですばらしい、仲睦まじいご夫婦なのだ。
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EVスーパーセブンの整備は3時間ほどで終了。
お昼には照美さんお手製の「だご汁」をいただいた。
さらに。
この日の夜には熊本だけでなく九州各地から集まってくださったみなさんと、熊本市内の馬肉料理店で歓迎会まで催してくださった。
馬肉が苦手な舘内さんには別料理まで用意していただけて、舘内さんも大感激。
すばらしい時間を過ごすことができたのだった。
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