初めての、電欠。
EVスーパーセブンは、バッテリー残量が30%ほどになるとオレンジ色のカラータイマーがピコピコするようになっている。島原から平成新山に登り、サッカーで有名な国見高校のそばを駆け抜けて、潮受け堤防と干拓地の問題で揺れているエリアを通り。
干拓地では、一度通り過ぎてしまったあたりで写真を撮るのがよさそうだと気づき、数キロほど後戻りしてわざわざ写真を撮った。少しくらい遠回りしても、熊本城からの走行距離は90kmを少し超える程度のはず。電池切れの心配はない。
とはいえ、そろそろカラータイマーがピコピコするころかな、と、セブンを運転していた国沢さんに無線で確認した矢先。
な、なんと。
国沢さんから「電池切れ。止まってくれ」との無線が入る。
なぜだ?
路肩にクルマを停めて、電圧計などを確認する。
なるほど、電圧計の目盛りは100Vを下回り、EVスーパーセブンの「電欠」の目安である96Vくらいを示している。これ以上無理して走ろうとすると、さらに電圧が下がってエラーとなり、急速充電ができなくなってしまう可能性がある。
ひとまずは、自走をあきらめるしかない。
幸い、次の充電スポットまでは4kmほどの距離に迫っていた。
こんなこともあろうかと購入しておいた牽引ロープを袋から取り出して、アウトランダーPHEVとジョイントする。
【日産プリンス長崎 運動公園店】
前充電地点からの走行距離:91km 旅の総走行距離:5885.3km
諫早市内の日産ディーラーさんに到着して充電開始。
充電しながら計算してみても、熊本からは87km程度しか走っていない。
変だ。
しかも、充電器が指し示す残置残量は、やはり充電が終了しても62%を示している。
どうやら、EVスーパーセブンに何かが起きているのは間違いない。
状況から推測すると、3系統ある電池ユニットのうちのひとつが、何らかの理由で機能していないと仮定してみると、いろんなことのつじつまが合う。
さて、どうしたものか。
舘内さんとも電話で相談しつつ、ともあれ、今夜の宿泊地である長崎を目指すことにした。
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