北海道は、雨。

2013年9月30日。
もう9月も終わる。今日は苫小牧から札幌を経て小樽を目指す。が。朝から冷たい雨が降っていた。

山形県鶴岡市から秋田へ向かうときに少し降られたが、こんなにしっかり降っている雨は、この旅に出て初めてのこと。スーパーセブンのフロントガラスは小さいから、ワイパーのブレードは長さ15cmほどの手のひらサイズ。きゅるきゅると動く姿はかわいらしくて頼もしい。

苫小牧から千歳に向かう国道沿い。いったんは通り過ぎようとしたものの、どうしても気になってUターンしたのが『道の駅 ウトナイ湖』。隣接して『ウトナイ湖野生鳥獣保護センター』が建っている。

道の駅はもとより、この保護センターが気になってUターンしてみたのだが。。。

げ、月曜日は休館日、だった。

アポなし旅だからしょうがない。雨の中、湖畔を少し歩いてみた。

と。

羽を休める白鳥の姿! 苫小牧〜千歳〜札幌を結ぶ幹線道路のすぐ脇に、こんな風景や自然があるあたり、やっぱり北海道の懐は深い。

道の駅の新鮮野菜直売所で出会ったのは、スタッフの杉野美佐子さんと、北川敬子さん。

くろたまスイカの産地のことや、ジャガイモやカボチャの種類とおいしさについての話をしつつ、EVスーパーセブンで二本一周していることをお話しすると。

電気自動車もかっこいいけどねぇ。私はドライブが好きで、一日で800kmほども走ったりするから。と、北川さん。

うへ。

一日で800kmはエンジン車でも大変だけど、今の電気自動車ではまず無理、というか無茶だ。

移動のために使っているエネルギーのことなんて気付かずにぶりぶりと乗り回してきたのがエンジン大衆車とするなら、EV大衆車は、それなりの使い方を考えて、制限を受け入れる必要がある乗り物、、、なんてことを話し始めるのも野暮なので、お二人の笑顔を写真に撮らせてもらって先に進むことにした。

EVスーパーセブンは少し離れた保護センターの駐車場に停めてあったから、帰り際、直売所の前を走り抜けた。並んで手を振り、見送ってくださった杉野さんと北川さん。ドアを装着していて窓は開かないから、僕の声は届かなかったかもしれないけど。

ありがとうございました!


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