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泊まれなかった羅賀荘

閑話休題。

実は、事前の計画では久慈に泊まる予定はなかった。八戸から久慈、そして宮古まで一気に走るつもりだったが、舘内さんは旅初日。少し余裕をもって久慈周辺に泊まることにしたのだった。

3日の夜。

東北自動車のスタッフと会食しつつ、久慈周辺でおすすめの宿として教えてもらったのが、田野畑村の『羅賀荘』だった。

あまり調べもせずにいったんは予約を入れた。でも、久慈から田野畑までは40kmほどもある。

久慈で一度充電して、小袖海女センターを訪れてから羅賀荘に泊まると、普通充電をしておかないと宮古までたどり着けない可能性がある。

それは厳しいと判断して、久慈市内での宿泊を選択した、というわけだ。

EVスーパーセブンは100Vや200Vでの普通充電もできる。でも、旅用の充電システムは急速充電を優先して作ってあるから、市販車のように普通充電用のノズルでお手軽に、というわけにはいかず、ちょっと手間がかかる。

もちろん、航続距離や充電システムなどの制約は、三菱や日産の市販EVであれば問題ない。

とはいえ、エンジン車に比べると短い航続距離による、旅計画の制約が生まれるのは、EVスーパーセブンの旅と同様にあるだろう。

羅賀荘に充電コンセントがあるかどうかは、うっかり確認し忘れた。

が。

やはり、宿や観光施設にはEV用の充電コンセントがあるのは当たり前、という時代になれば、「EVだから」という移動の制約はグッと緩和されるのに、という思いを深くした。

ともあれ。

予約していきなりキャンセルという非礼をわびつつ、泊まりたかったなぁ、と、羅賀荘前で写真を撮らせていただいた。


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