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エンジンは、熱い。

テュフ ラインランド ジャパンの歓迎式典会場を出発して、西を目指す。今日から、応援ドライバーはモータージャーナリストの片岡英明さんに交替だ。

また、式典会場には『Tipo』誌の坂上さんが、エンジンのスーパーセブン、『スーパーライトR300』で駆けつけてきてくれた。ここから、行けるところまでEVセブンと併走し、エンジンとEVのスーパーセブンを乗り比べてみよう、というわけだ。

まずは、東名の海老名SAで待ち合わせ。

【東名高速 海老名サービスエリア下り線】

前充電地点からの走行距離:25.3km 旅の総走行距離:2837.2km

充電しつつ、ランチを食べて。

横浜での激励式典中からぽつぽつと降り始めた雨は、いよいよ強くなってきた。坂上さんが乗ってきたセブンには、幌がない。カッパを着込んでヘルメット。でも、坂上さんは「走っていると意外と濡れないんですよ」なんてニコニコしている。

ただ、ヘルメットがフルフェイスではないから、顎や頬を打つ雨粒が痛いらしい。

ここから、エンジンとEVのセブンを乗り換えてみた。

なあに。

私もちゃんと、カッパくらいは用意してきた。スーパーセブンに乗るためには、カッパを用意するくらいの覚悟は不可欠なのだ。

で。

雨中の東名へ。。。

なるほど、片岡さんに運転していただくアウトランダーPHEVの先導で、そんなにスピードは出していないのに雨粒が痛い。

さらに。

驚いたのは、熱い熱いとは聞いていたけど、エンジンセブンの足元が熱いこと。

運転席と助手席を仕切るセンターコンソールに何気なく左足を付けていると低温やけどしそうなほど。

アクセルを踏む足先は、ヘアドライヤーのターボ強風を吹き付けられているようだ。

 

当然過ぎる感想でお恥ずかしいが、いやあ、エンジンセブンはすごい。

すごく熱いし、音がすごい。

音がすごいの「すごい」には、EVでは考えられない「轟音」であるうるさいすごさ、とともに、やっぱり、エンジンの唸りが心に響く、みたいな感動の意味がある。

改めて。

自動車にとって、エンジンと電気モーターと、どちらが幸せかといった議論はまったく不毛であることを実感した。

そう。

スーパーセブンのように、自動車として魅力的なカタチを与えれば、エンジンも電気モーターも、どっちもすごく幸せなのだ。

 

てなことはともかく。

台風は次第に本気を出してきたようだ。

雨がどんどん強くなる。

坂上さんとは足柄でお別れ。

「もっと行きたい」と涙ぐみながら東京へ戻っていった坂上さん。

ありがとうございました!


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