ベルリンの壁との出会い
2013年10月15日。
昨日はEVフェスティバル。夜遅く東京の事務局に戻り、引っ越しのように大量のダインボール箱を運び上げる作業。毎年恒例のこととはいえ、なかなかキツい。ジャーナリストの木野ちゃんは作業が終わるなり和室で倒れ「だれか僕を家まで送ってくれぇ」と寝言を言っていた。
ともあれ、20日ぶりの東京だ。EVスーパーセブンの旅も東京を起点とする東日本の旅程を終えて、次は西日本編、ということになる。
久しぶりに、自分のベッドで、布団を掛けてちゃんと寝た。
で。
再び旅立ちの朝。
朝7時半、EVクラブ事務局のガレージからEVスーパーセブンを出動させる。
我が家に近く、24時間充電可能。メーカーさんから広報車のEVを借りた時や、EVスーパーセブンを自宅へ持ってきたときなどに利用するので、私のホームグラウンドのようになっている日産ディーラーさんで充電だ。
【日産プリンス東京 246上馬店】
前充電地点からの走行距離:56.5km 旅の総走行距離:2811.9km
今日は、まず10時から、横浜市都筑区の『テュフ ラインランド ジャパン』本社でイベントだ。
題して『EVスーパーセブン meets ベルリンの壁』。
「ちゃんとした激励式典を催してくださるらしい」と連絡は受けていて、舘内代表と事務局長の石川さんも駆けつけて、ということで、どんなことになるんだろう、と思っていたら、想像以上の大歓迎をしていただいて驚いた。
テュフ ラインランド ジャパンの本社前には、本物のベルリンの壁がモニュメントとして飾られている。私はドイツには行ったことがないので、ベルリンの壁を見るのは初めてだ。
まず。
ベルリンの壁が意外と薄いことに驚いた。
きっと、冷戦時代の東西ドイツには、この壁を見上げて絶望的な気持ちを抱いた人がたくさんいたことだろう。
でも、ほんとはこんなに薄い壁。
今にも泣き出しそうな空と壁を見上げつつ、「EV普及とかエネルギー転換とか、今は絶望的に思える壁も、崩れてみればベルリンの壁みたいに薄かったりするのかも」と思いにふける。
ご挨拶などが終わって、私はヘルメットを装着したドライバーとしての正装でEVスーパーセブンのコックピットへ。助手席に、ラルフ・ヴィルデ製品安全担当上席副社長に乗っていただき、周辺の住宅街を少し試乗していただいた。
式典会場の駐車場に戻る時には、赤いつなぎにヘルメット姿のピットスタッフが、「STOP」という札を掲げてEVセブンがピットイン。駐車場に設置されている普通充電器のノズルで充電する、という演出まで用意されていた。フロントガラス前にはオンボードカメラも取り付けたし。
撮影した動画。完成したらぜひ私も拝見したい。
式典にはたくさんの社員の方に参加いただいて、旅を激励いただきました。
『テュフ ラインランド ジャパン』のみなさま、ありがとうございます!
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