女川の風景
女川の港湾地域を見下ろす高台に上ってみた。津波が壊した荒れ地が、巨大な遺跡の発掘現場のようにも見える。
港へ行くと、周囲はまだ何もない中に、漁協の製氷工場ができあがり、砕氷する音が大きく響いていた。定期船の航路も復旧しているようだ。
気仙沼でもそうだったけど、漁港の復興は製氷工場から始まっていくようだ。
製氷工場をバックに写真を撮っていると、定期船の船長さん(たぶん)が歩み寄ってきて「ほほお、ロータスかい」と話しかけてきてくださった。
「そうですね。ケータハムのスーパーセブンで、しかも電気自動車なんですよ」と答えると、「で、電気?」と驚いて、「いやあ、もったいねぇなぁ」とおっしゃった。(笑)
クルマ好きな人にとってみれば、憧れのセブンのエンジン下ろしてEVにしてしまうなんてのは、もったいない、愚かな行為でもある。という気持ちは、私にもよくわかる。
でも。
EVスーパーセブンを作って、こうして旅している意味や目的。さらにはEVになることで生まれ変わったセブンの魅力をお話しすると、「なるほどなぁ」とうなずきながら、セブンの裸体をくまなくチェック。
クルマへのピュアな興味をかき立てる魅力は、ピュアEVの大きな魅力、だと思う。
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