【舘内レポート】フェスティバルの秘密
10月14日は、筑波サーキットで日本EVフェスティバル。
絶好の晴天に恵まれ、これまで以上に楽しいEVの祭典になって一安心。不思議なもので19回も開催していると、何だかオーラが出て来た。日本EVフェスティバルでなくては楽しめないもの、日本EVフェスティバルにしかないものが芽生えてきたようだ。
日本EVフェスティバルは、来年で20回を迎える。日本EVクラブも設立20周年となる。この記念すべき年に向けて、3つの記念イベントを考えていた。
その一つが、このチャデモをめぐる日本1周急速充電の旅だ。2つめは、14年の8月に予定しているEVラリージャパン・イン・白馬である。この2つのイベントを通じて、日本の充電インフラの普及を促進できればと思っている。3つめは、内緒である。まだ私の頭の中でアイディアは発酵していない。
EVスーパーセブンは、日本EVフェスティバルのたくさんのEVの中で輝いていた1台であった。1時間耐久チャレンジに出場させれば……などと思わないではなかったが、大事な旅の途中である。ぐっと我慢であった。
その代わりと行ったら申し訳ないが、新潟国際自動車大学校のウエストフィールドが鉛電池部門で優勝してくれた。このスポーツカーは、スーパーセブンの兄弟であり、同じコンセプト、同じ構造を採用している。旅のセブンが勝ったような気持ちである。
この優勝は、スーパーセブンをベース車に選んだことの正しさが証明されたようなものであった。軽くて、コンパクトで、重心が低い車両こそが、効率に優れるだけではなく、走って楽しく、地球にやさしく、だから自動車の未来の姿を指し示していると思うのだ。スーパーセブンは、その代表車である。
日本EVフェスティバルの朝は早い。3時半に起きて、4時15分に筑波サーキット近くのホテルを出た。東京のクラブの事務所に戻って荷物を片付け終わると午後10時。疲れた。
20年前は、スタッフのみんなは若くて体力もあったが、50歳を超えるスタッフも現れて、しかもこの私は66歳だから、全員ヘロヘロである。あと10年は続けて30周年を迎えてパッピーになろうと思うのだが、スタッフの年齢を考えるとウーンと思う。しかし、そうして歳を取ると二代目が現れて、ル・マンのように80年以上も続くモータースポーツ・イベントになるのだ。
(舘内 端)
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