「しまなみ海道」写真集
台風を気にして天気予報をチェックして、24日は雨、と覚悟していた。ところが、朝食を終えて宿を出発するころになると、雨があがり、海の色が青みを増してきてくれた。
ありがたい。
これ幸いと、千年松前のビーチや、道の駅よしうみいきいき館の周辺などでEVスーパーセブンの勇姿を撮影。
晴天時のしまなみ海道の美しさには及ばないものの、この道の魅力の一端をお伝えできる写真が撮影できた、と思う。
かつて、しまなみ海道を本州から四国へ渡るには、ひとつずつ、島と島とを結ぶ橋を渡り、島を巡る道を走らなければならなかった。だからこそ、島の生活を感じることができ、小さな、魅力的な風景に出会うことができた。
すべての島を飛び越えて、尾道と今治をつなぐ高速道路ができたことで、それぞれの島の観光地を訪れる人の数が減っているという。
便利になるのはいいことだけど。
人は愚かで、一気に海を渡る道に慣れてしまうと、それが「便利過ぎる」ということにさえ気付けなくなる。
今回の旅でも、出会いがあるのは、充電している時などのクルマを停めている時だ。
旅は、ただ移動することが目的ではつまらない。
立ち止まることこそが旅、なのだ。
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