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あまちゃんの港。
久慈日産で充電を終えたあと、今年の流行語大賞最有力候補となるであろう「じぇじぇじぇ」の港を目指すことにした。
海女の北限。小袖海岸海女センターまで、久慈日産からの距離は7kmほど。本当は、今日のうちに宮古との中間地点、田野畑村にある『羅賀荘』という宿まで走ってしまおうと思っていたが、小袖まで往復すると、もう一度、しっかり充電しておかないと宮古市までたどり着けない可能性が高い。
羅賀荘で普通充電をお願いするという手段も考えたが、EVスーパーセブンはひとまず急速充電の旅のために、急速充電器優先で充電システムを作ってあるので、普通充電は少々手間がかかるし、この旅は、「急速充電の旅」なのだ。
舘内さんの旅初日でもある。毎朝、ほとんど欠かさず『あまちゃん』を見ていた舘内さんと久慈に来て、海女センターをスルー、というのもあり得ない。
充電しながら、さっき種市からの道中で予約を入れた羅賀荘に「ごめんなさい、明日にはきっと宿の前を走りますけど」と、キャンセルの電話をする。
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久慈市街から小袖海岸への道は、なんというか、すごい道だった。(この次の記事で写真集を紹介します)
平日の夕方。
さすがに、海女センターの岸壁にはあまり多くの人はいなかった。
アウトランダーPHEVを観光客用の駐車場、というか、港の余白みたいな場所に停め。岸壁の小屋の中でなにやら昆布を切る仕事をしていた方に旅の事情を話し、EVスーパーセブンを港の「いい場所」に置いて写真を撮らせてほしいとお願いした。
「おお、干してある昆布を踏まなきゃどこでもいいよ」
快く迎えて入れてくださったのは、地元漁師の中川勝行さん。普段は、タコかご漁や、刺し網などをやっているという。今は、奥さんのリサ子さんとともに、干した昆布を規格の長さに、ノコのようにぎざぎざの歯がついた鎌で切りそろえる作業の最中だった。
ともあれ。
岸壁の海際にEVスーパーセブンを置いて記念撮影。
たまたま千葉県から観光で訪れていて通りかかった、佐々木一善さんと友美さんご夫妻も一緒に、笑顔の写真を撮らせていただいた。
久慈、そして小袖にとって『あまちゃん』効果はまさに「じぇじぇじぇ!」の勢いで、夏のピーク時は、この小さな漁港に数千人の観光客が押し寄せたという。
「まあ、巡礼みたいなもんだ」と中川さんが笑いながら、あまちゃん人気のすごさを話してくれた。
上から二番目の写真、EVスーパーセブンの背後に写っている二つの岩山の手前あたりが、アキが初めて海に潜った、というか、乗っていた船から「落どされた」場所。その時の船は、中川さんの船だったらしい。
じぇじぇ!
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